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いっしん虎徹
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/文藝春秋 |
発売年月日 | 2007/04/25 |
JAN | 9784163258508 |
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いっしん虎徹
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商品レビュー
4
11件のお客様レビュー
鉄を鍛えて刀を作るということに人生の全てを賭けた実在した長曽祢虎徹の物語。 30歳までは兜と鎧を作る鍛冶屋だったが、戦国の世が終わり兜と鎧は売れなくなる。 しかし、刀は売れ続けるので江戸に出て刀鍛冶になることを決意する。 身体の弱い妻とあることから弟子になった正吉と刀鍛冶に...
鉄を鍛えて刀を作るということに人生の全てを賭けた実在した長曽祢虎徹の物語。 30歳までは兜と鎧を作る鍛冶屋だったが、戦国の世が終わり兜と鎧は売れなくなる。 しかし、刀は売れ続けるので江戸に出て刀鍛冶になることを決意する。 身体の弱い妻とあることから弟子になった正吉と刀鍛冶になるために修行から入り、独立して刀鍛冶を続け名前と刀が少しずつ売れるにつれて傲慢になったりもする。 しかし、色んな出来事が虎徹の人格を成長させていき、なぜヒトは刀を持つのかということや生死について哲学的に考える。 とにかく刀鍛冶として刀を鍛えることが自分の人生なのだと精進するのだが、周りの人間も虎徹を政治の道具に使ったりして人間臭いのが面白い。 良い話なのかどうかもわからないが、こんなに一心不乱に何かに打ち込むことができる人生って素晴らしいと思う反面、4人も子供を亡くしても鉄を鍛えることに全てを捧げるのは酷いと思う。 なんか良い本かどうかもわからなくなった。 こんな人がいたんだという話だと思う。
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※このレビューにはネタバレを含みます
新撰組の近藤勇も所有していたと言われている名刀の刀鍛冶、長曽祢興里の生涯を描く。 刀鍛冶という職人としての生き様、また刀の製法から道具など細部に至までの作者のこだわりなど、熱いものがこみあげる。 源清麿は壮絶過ぎだったが、虎徹は純粋に感動できた。 山岡鉄舟、源清麿、長曽祢虎徹、それぞれ立ち位置は違うが一貫しているのは、携わった、関わった人に恵まれたことを自覚していること。 作者は男としてだったり、職人としての頑さ、一途さを全面に描いているかと思いきや、自分一人では何もできないこと、人との関わり合いの大切さを根底に描く。 これもまた心を熱くさせてくれる要因になっているのかなぁと思う。 今では故人山本兼一氏の作品、全て読んでやろう思っている今日この頃である!
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虎徹の自信過剰慢心ぶりに、辟易したが一つのことに一心に取り組む人は、自信家になるんだなあ。そして、自信の花がぽきりと折れてもまた這い上がる力を持っているんだなあと思った。そして本当に力を得た時に謙虚になるのか、苦しんで謙虚になったからこそ力を得たのか。
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