- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 文庫
ホフマン短篇集 岩波文庫
定価 ¥1,001
605円 定価より396円(39%)おトク
獲得ポイント5P
残り1点 ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
9/21(土)~9/26(木)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店/岩波書店 |
発売年月日 | 1997/10/18 |
JAN | 9784003241424 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
9/21(土)~9/26(木)
- 書籍
- 文庫
ホフマン短篇集
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
ホフマン短篇集
¥605
残り1点
ご注文はお早めに
商品レビュー
4
14件のお客様レビュー
今回ご紹介した『砂男』はホフマン怪奇小説の典型的なパターンに沿った作品でした。 まず、主人公の前に怪しい男が現れ、そこから物語はスタートするもいよいよ謎は深まるばかり。 しかしふとしたことから一気に展開は動き、その男の謎が解き明かされ、狂気の正体が顔を出す。 これがホ...
今回ご紹介した『砂男』はホフマン怪奇小説の典型的なパターンに沿った作品でした。 まず、主人公の前に怪しい男が現れ、そこから物語はスタートするもいよいよ謎は深まるばかり。 しかしふとしたことから一気に展開は動き、その男の謎が解き明かされ、狂気の正体が顔を出す。 これがホフマン怪奇小説の王道パターンです。 私はこうしたパターンを『砂男』から読んだとき、ふとドストエフスキーの『罪と罰』を連想してしまいました。この作品に出てくるスヴィドリガイロフというキャラクターもまさしくこうしたパターンに当てはまるような気がしたのです。 ドストエフスキーは若い頃ホフマンを愛読していました。その時の影響がもしかしたら様々な形でドストエフスキー作品にも表れているのかもしれない、そんな風に思ったのでした。
Posted by
古典とは思えない。短編の天才。 狂気や心の不安が生み出す幻想世界。 短編だけれど、満足度が高いし、展開が想像もしないところのセンスにワクワクする。 リアリティ(怪奇)と夢想(不思議)が絶妙な具合なのです。 ー推理や探偵でないところの意味のミステリー。ー神秘ーは謎のままのもの。 キ...
古典とは思えない。短編の天才。 狂気や心の不安が生み出す幻想世界。 短編だけれど、満足度が高いし、展開が想像もしないところのセンスにワクワクする。 リアリティ(怪奇)と夢想(不思議)が絶妙な具合なのです。 ー推理や探偵でないところの意味のミステリー。ー神秘ーは謎のままのもの。 キャラクター型ホラーとはひと味違うダークファンタジーたち。エドガー・アラン・ポーや夏目漱石、手塚治虫などいろいろな世界の文豪たちに影響を与えているという。 収録作 ■「クレスペル顧問官」★4 著者の体験談として読者に語る。展開や視点が素晴らしく、着地が想像もしないところだった。歌姫の狂想曲に余韻が残る ■「G町のジェズイット教会」★4 著者が旅先で出会った人と事を読者に語る。多彩なホフマンの芸術感が垣間見える。 徐々に蝕まれていく芸術家の正気が痛々しい。絵や音楽も嗜むホフマンならではの説得力か。 ■「ファールンの鉱山」★4.5 これの前に読んだので感想飛ばし。 ■「砂男」★4 怪奇幻想。 書簡体小説からはじまり、友人の話として語る。 子供時代から引きずる不安症な狂気と愛と幻想が入り乱れる。 恋も狂気と紙一重。 精神を蝕む病みは怖く深い。 背筋に寒気というよりは脳に冷気が来た。 ■「廃屋」★2.5 友人が著者等に経験談を語る。導入部が長く感じる。これもキーの女性が登場してからが盛り上がったけれど、錬金術を使った呪いなのか釈然としないまま。 ■「隅の窓」★2 従兄とひたすら対話形式で人間観察をする。 怪奇も起きず。
Posted by
最古のホラー小説と呼ばれているらしい。けど、全然怖くないですよ。確かに幽霊が出てくる話もあったけど…最後が「死」で終わるものや「死」を匂わせてるものが殆どなのは確かです。 クレスペル顧問官、G町のジェズイット教会、ファールン鉱山、砂男、廃屋、隅の窓の6つの短編。 このうちG町...
最古のホラー小説と呼ばれているらしい。けど、全然怖くないですよ。確かに幽霊が出てくる話もあったけど…最後が「死」で終わるものや「死」を匂わせてるものが殆どなのは確かです。 クレスペル顧問官、G町のジェズイット教会、ファールン鉱山、砂男、廃屋、隅の窓の6つの短編。 このうちG町のジェズイット教会は、ゾラの『制作』を思わせる。どちらも画家の話で、描きたいものと実際に描くものとのギャップ、どちらも理想と思える女性と結婚するものの理想が徐々に崩れていく様…芸術家じゃないからわからないけど、辛いんだろうな…と思う。 実はバレエ『コッペリア』の原作『砂男』が読みたくて本書を手にしたのだけど…全然違う❢コッペリアは明るく楽しいストーリーだけど砂男は無駄に恐怖を煽っていて、しかし怖くなくて…つまらない。 全体通しても、やはり悪戯に恐怖を煽ってるかんじで、だから何?って感じです。
Posted by