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2泊3日からはじめる四国遍路の旅
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 平凡社/平凡社 |
発売年月日 | 2007/06/18 |
JAN | 9784582833607 |
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1件のお客様レビュー
今は八十八か所巡りの旅行ツアーがあると知って驚きました。 何度かに分けてお遍路さんを行うということ。 全て一度にというのはとても大変ですが、2泊3日からならたしかに始められやすそうです。 この本では、ツアーなどに入らず、すべて自力で旅をする様子がガイドブック的に紹介されています...
今は八十八か所巡りの旅行ツアーがあると知って驚きました。 何度かに分けてお遍路さんを行うということ。 全て一度にというのはとても大変ですが、2泊3日からならたしかに始められやすそうです。 この本では、ツアーなどに入らず、すべて自力で旅をする様子がガイドブック的に紹介されています。 お遍路さんは徒歩のみの「歩き遍路」と車を使う「車遍路」と2種類に大別されますが、この本はお大師様と同行二人の歩き遍路対象に書かれています。 四国は山がちで起伏の多い、険しい土地であり、そこを歩いて行脚することの大変さが、文面から伝わってきました。 はじめは長距離を歩くのがとてもきついけれど、そのうちに女性は一日25キロ(時速4キロ)、男性は30キロ(時速5キロ)以上歩けるようになると書かれています。 本当でしょうか。直線ではない、山道をこれだけの距離歩くとは、あまりにハードに思えますが。 確かに修行の一つです。苦しい一線を越えるとウォーカーズ・ハイになりそうですが、危険も満ちていそう。 きつい坂や険しい山道などの「遍路ころがし」という難攻地点も多数あるそうです。 昔の人は白装束姿で、命がけで八十八か所巡りをしたということが、あらためて胸に迫ってきます。 『とはずがたり』に足摺岬の由縁が書かれてあるそうです。 その辺りでは、中世期に行われた、捨身行の補陀落渡海への出帆が盛んで、観音菩薩が住む浄土、補陀落世界に、自分を置いて弟子が向かってしまったことを嘆き悲しんだ僧が「足摺した(地団太を踏んだ)」岬だからだとのこと。 足を摺らなくてはいけないほど険しい地形だからだろうと考えており、まさか地団太という意味からだとは思いませんでした。 金剛杖は、修験道の行者のもので、長さは身長が基準だとのこと。 最近では短い130cmのものしか売られなくなったそうです。 その理由は、長いと車のトランクに入らないから。車遍路用に調整されたと著者は指摘しています。 もっと長い方が使いやすいのだとか。 ただ、長い杖は高価なので、ホームセンターで丸材を買って自作するのも良いなどと、詳しく提案してくれています。 遍路宿のことを善根宿ということも知りました。 ボランティアで巡礼者にサービスをする場所もあるとのこと。 自然は相当過酷で厳しそうですが、その分まだまだ人の情けが残っているのでしょう。 アナクロ的にも思いますが、むしろ今後一層悩める人々が救いを求めて試みそうな気もします。 お遍路さんが歩き続ける四国の風土は昔からさしたる変わりはないようで、困難な修行に身を投じる人、そうした巡礼者を支える風習がある限り、今後も四国八十八か所巡りが廃れることはないなと、この本を読んで感じました。
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