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砲台島 ハヤカワ・ミステリワールド
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砲台島 ハヤカワ・ミステリワールド

三咲光郎【著】

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砲台島 ハヤカワ・ミステリワールド

定価 ¥2,200

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房/早川書房
発売年月日 2007/04/25
JAN 9784152088147

砲台島

¥110

商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

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2013/11/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 太平洋戦争末期、警察官の主人公が、一人の憲兵とともに一連の殺人事件のなぞを追う。みたいな感じ。 三咲さんの作品は本作で2冊目。全体的に暗い感じが三咲らしい。結局、憲兵が米国側のスパイで殺人事件を捜査する振りして、自分の痕跡を消していた。というのは、”オチ”としてどうかな、と思うけど、この時代を背景にした作品は基本的に好き。

Posted by ブクログ

2008/07/19

三咲光郎 2007年の作品。 すさまじい物語だった。 戦時下の憲兵と警察の力関係のことなど、よく知らずに読んだ。 ラスト80ページは「凄惨」のひとことだ。 確かにミステリではある。 が、事件の背景を追えば追うほど、戦時下の日本のありようが読み手に迫ってくる。 謎を追うことを楽...

三咲光郎 2007年の作品。 すさまじい物語だった。 戦時下の憲兵と警察の力関係のことなど、よく知らずに読んだ。 ラスト80ページは「凄惨」のひとことだ。 確かにミステリではある。 が、事件の背景を追えば追うほど、戦時下の日本のありようが読み手に迫ってくる。 謎を追うことを楽しむミステリとは勝手が違う。 重いものが胸に渦巻く。 どんなに読み進めても、憲兵・渡里中尉の恐ろしさが和らぐことはなかった。 反して、最初は威張り散らして見えた憲兵たちの人間らしさが、 徐々にじんわり沁みていった。 主人公の巡査・弘之は、18歳とは思えない冷静さだった。 命が軽んじられていた時代、赤紙が来れば特攻要員として召集されてしまう。 あと4日で召集というせっぱつまった命だった。 だから、ここまで冷静に、なおかつ大胆になれたのか。 一巡査が、大胆に憲兵にズバズバと切り込んでいくその様、 ある種、ハリウッド映画のようだと思った。 地方という特色のせいもあろう。そう解釈したい。 読み終えて、ざわざわしたものが残った。 いろいろな読み方ができるだろう。 食べる手立てをなくした人たちが取った行動について。 毎日、未曾有の命が爆撃で失われている中、 殺された憲兵数人の足取りを追う弘之の捜査について…。

Posted by ブクログ

2008/04/29

やっと読み終わりましたが…怒涛の最後。 最後の最後、そうきましたか。 渡里中尉より矢萩中尉が個人的に好き(笑) まぁなんというか、ミステリー小説なのでうかつに感想が書けませんが、恐ろしい本でした…。 次々と切られていく玉の緒。この時代の焦土の中に立ってしまった気がしてなりません。...

やっと読み終わりましたが…怒涛の最後。 最後の最後、そうきましたか。 渡里中尉より矢萩中尉が個人的に好き(笑) まぁなんというか、ミステリー小説なのでうかつに感想が書けませんが、恐ろしい本でした…。 次々と切られていく玉の緒。この時代の焦土の中に立ってしまった気がしてなりません。 しばらく現実に戻れなそうです…。

Posted by ブクログ

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