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ヘッジホッグ アブない金融錬金術師たち
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ヘッジホッグ アブない金融錬金術師たち

バートンビッグス【著】, 望月衛【訳】

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ヘッジホッグ アブない金融錬金術師たち

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本経済新聞出版社/日本経済新聞出版社
発売年月日 2007/01/22
JAN 9784532352400

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ヘッジホッグ

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商品レビュー

4.3

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2012/03/08

いいとこ取りの情報によって人の財産を集め それを元手に合法的賭博をする人達の 危ない実話を内部告発したものだから滑稽で面白い しかし半分も読めば十分 いかにバカバカしい浮ついた生活で人生を無駄にしているかを 証明してくれるし それを支えている法律がいかにあてにならない...

いいとこ取りの情報によって人の財産を集め それを元手に合法的賭博をする人達の 危ない実話を内部告発したものだから滑稽で面白い しかし半分も読めば十分 いかにバカバカしい浮ついた生活で人生を無駄にしているかを 証明してくれるし それを支えている法律がいかにあてにならないものか見出すことができる お金という道具の変貌をあらためて見ると 自給自足から余剰生産物を可能にして物々交換が始まる 物々交換のための連鎖的評価を可能にする道具とした約束事である貨幣から 貨幣の貸し借りが始まり利息のシステムがつくられ 資本と投資に発展し金融システムへと進む 更に乗っ取り吸収合併脅しゆすりタカリ詐欺リンチの道具に仕立てられて あらゆる生活の基盤を奪う暴力を使った支配を可能にしてきた 武力と知力(情報力・宗教力)の恐怖心を併せることで 士農工商奴隷ペットと言う縦社会をつくる道具となる この内生産にたずさわらない者は人のフンドシで相撲を取る武士・商人・ペット ペットのなかには職業的芸人・詩人・絵描き・楽士・健闘し・娼婦・・がいる 貨幣は物質や生産から離れ権利を得る契約書となり その約束を武力と植え付けたモラルによって守ろうとする 比率の片寄った賭博は詐欺であり 金融システムは詐欺を合法的にするためのシステムであるようだ 利息をベースにした金融システムは エントロピーが支配する物質界にあり得ないものだし 土地や自然界に対する権利の主張など傲慢の極みでしかないし 人間を確保したり 未来を保証するなどの不可能なことを商品に見せ掛けることは まさに詐欺でしかない 一方的な借り物でしかない所有権で社会を牛耳ったところで それは部分的な歪みでしかない 部分的歪みという作用の結果は反作用を伴う 大きな力で押さえつければ大きな反発力が蓄積される この侵略はまさに相対の中の部分的絶対主義(独裁・帝国)でしかない 力によるすべての縄張り(ボーダー・差別・区別・掟・契約)は 侵略である 我々のすべては地球に属し宇宙に属し相対関係に属しながら ネゲントロピーなる全体観につながっている より広い部分を利用してより小さい部分に取りすがろうとすることは 生命にとって逆行することになるのだろう

Posted by ブクログ

2011/09/22

ヘッジファンドの物語。ビッグスの体験談は面白い。ただ、表現が気に食わない。 ビッグスはサブプライム危機を見抜けなかったみたいだ。 ケインズ、偉大な男だ。だが、ゲイだ。

Posted by ブクログ

2011/04/25

ファンダメンタル・スイング~中期・投機に関する、 バートン・ビッグスの自伝である。 構成としては、ほぼ筆者の体験談を綴っている。 他の本と違うところは、 ・ヘッジファンドは思ったより割の良い商売ではない ・損失を出したときの精神状態 ・他人と逆をやるときのつらさ ・かわいが...

ファンダメンタル・スイング~中期・投機に関する、 バートン・ビッグスの自伝である。 構成としては、ほぼ筆者の体験談を綴っている。 他の本と違うところは、 ・ヘッジファンドは思ったより割の良い商売ではない ・損失を出したときの精神状態 ・他人と逆をやるときのつらさ ・かわいがった部下の離反 などなど、決して華やかではないヘッジファンド業界の内幕を 描いたものである。 気に入ったのは 第20章 ウォール街 世にも不思議な物語 で、ありえないのだが、本当にありえそうな話が展開されていて、 なかなか面白かった。 運用業界は奇人変人の集まりであるのは、私も同じ業界なので なんとなくわかるが、 筆者はそのような世界がとても好きなようで、業界を批判し、 厳しい意見を見せながらも面白い部分を書いていたと感じる。 なかなかこれほど金融業界で生き残っている人はいないので、 貴重な本だと思う。

Posted by ブクログ

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