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希望の星はみどり色 LA ESPERA STELO ESTAS VERDA.
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希望の星はみどり色 LA ESPERA STELO ESTAS VERDA.

立花広紀【著】

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希望の星はみどり色 LA ESPERA STELO ESTAS VERDA.

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文芸社/文芸社
発売年月日 2007/05/15
JAN 9784286029085

希望の星はみどり色

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2023/05/16

【あらすじ】  小学6年生の村井勝彦は友人2人と「三人郵趣会」を結成して切手を集めていたわけです!  ところが他の二人が塾通いや飽きたという口実で切手集めをやめると言い出しました!  さあこれは一大事です!授業中にぼんやりして蝶集めが趣味のオカチョウ先生から注意される始末!  と...

【あらすじ】  小学6年生の村井勝彦は友人2人と「三人郵趣会」を結成して切手を集めていたわけです!  ところが他の二人が塾通いや飽きたという口実で切手集めをやめると言い出しました!  さあこれは一大事です!授業中にぼんやりして蝶集めが趣味のオカチョウ先生から注意される始末!  ところが捨てる神あれば拾う女神が登場しました!  玉石美咲と小早川千絵が、エスペラントを習えば世界中の人と文通して珍しい切手を集めることができると誘惑します!「三人郵趣会」をやめたはずの二人も押しかけて来て5人でエスペラント学習会を始めることになったのですが……!!! 【ハチュウ類人間】という子ども向けのSF作品を読んだ時、作者の立花広紀さんがエスぺランチストを名乗られていて、他にどんな作品を描かれているのかと興味を持ちました。 20世紀少年少女SFクラブ 人類発祥以前の謎の高度な南極文明!? 【ハチュウ類人間】立花広紀   https://sfklubo.net/reptilia_homo/ 創作子どもミステリー小説【わたしのロッポ先生】立花広紀   https://sfklubo.net/mia_kara_loppo/ 『わたしのロッポ先生』が想像以上に素晴らしかったので、エスペラントをテーマにした本作への期待も高かったのですが、これはなかなか、ご都合展開と言いますか、予定調和と言いますか、少々微妙な感想です。  私自身は人文科学系に好奇心旺盛で、エスペラントにも関心あって独習している性格の人間ですから、主人公の勝彦のような立場は願ってもない理想のシチュエーションです。関心ある趣味によって人との関係が広まるのは嬉しいことですから、私にとっては理想的な展開の物語でした。  しかしそう簡単にいくかのう。こんな理想的なキャラで理想的な展開はファンタジーの世界であって現実にはあり得そうもない、うまく行き過ぎで不自然な物語だと思えてしまいます。これは理想を裏切られ続けて理想を信じられなくなった私の被害妄想でしょうか?  本作品での読みどころは、描かれている古き良き時代背景でしょう。まるで『三丁目の夕日』の世界です。  主人公の村井勝彦の父ちゃんは「村井畳店」の店主です。  勝彦の友人の大沢高之助の家は「大沢理容室」だし、山谷明夫の家は「山谷食料品店」です。  もう今ではほとんど見られなくなった個人経営の店です。今では畳がない家も多くなってきました。  それに切手集めも今では珍しくなった趣味です。  これらは作者の立花さんが子どもの頃を舞台にしているのでしょうか。日本も大きく変わりましたね。  まあそのような古い時代の生活や自然豊かな住環境が描かれているので、そういった描写は楽しめます。 『三丁目の夕日』が好きな私は西岸良平さんの絵で脳内再生していました。  主人公三人トリオのキャラは立っていたと思います。のっぽの大沢高之助は特に面白い造形です。 「勉強はですねぇ、自分の力でするものですから。まだ小学生のぼくには、学習塾へ行くひつようなんて、ありませんよ」 「郵趣会はおしまいでも、ぼくたちの友情まで、おしまいになるわけではありません。ずっと、ぼくたちは、友だちです」 ……と、「ぱっとしない成績のくせに、口だけは、秀才なみである」というキャラであります。   ……と批判してきました。物語としては微妙なのですが、学習書の例文としてはいいかもしれません。  本書を物語として出すのではなく、物語を読みながらエスペラントの基本的な文法や作文が学べるといった学習書として出していればと。 『わたしのロッポ先生』でも思ったのですが、もう少しプロデュース戦略を考えていれば良かったのではと思われます。  もちろんこれは、読者がほとんどいないブログを書き続けている泡沫ブロガーである私の個人的意見です。 OLDIES 三丁目のブログ “古き良きいい話ではあるが【希望の星はみどり色】立花広紀”    https://diletanto.hateblo.jp/entry/2023/05/15/205304

Posted by ブクログ

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