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無意味なものと不気味なもの
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2007/02/15 |
JAN | 9784163688701 |
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無意味なものと不気味なもの
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商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
タイトルと表紙に惹かれて読了。 昨今では「エモさ」「尊さ」といった「言語化が少し難しいがうっとりするような心地よさがある感覚」がよく取り上げられ神聖化されることが多い。しかしこの本ではその反対である「得体の知れないキモさ」「削がれるべきであるミスマッチ感」を取り上げている。 おそ...
タイトルと表紙に惹かれて読了。 昨今では「エモさ」「尊さ」といった「言語化が少し難しいがうっとりするような心地よさがある感覚」がよく取り上げられ神聖化されることが多い。しかしこの本ではその反対である「得体の知れないキモさ」「削がれるべきであるミスマッチ感」を取り上げている。 おそらく、この本を好奇心をもって読む人の多くはこの本で取り上げられている感情に対する嫌悪感が麻痺していると思われる。その為、書評を見てお腹いっぱいになって本を閉じるのが関の山というのが大体の感想になるだろう。 この本が最も効力を発揮するのは純文学やロマンチックで満たされていたい清廉な方々に対してだと思う。性格が悪いと思われるのを承知で言うなればかわいいものに囲まれていたい少女にうぞうぞと蠢く芋虫を見せつけるような嗜虐心がくすぐられるなとこの本を読んで思った。
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本来のメッセージとは微妙に食い違った部分においてひそやかに違和感を与え続けてきた小説たち。奇妙な方法論を用いて世界を分節してみせた物語たち。わたしの孤独感をますます深めてきた文章の数々。本書は、そのような小説について、あえて個人的な記憶や体験を織り込みつつ論じたものである(アマゾ...
本来のメッセージとは微妙に食い違った部分においてひそやかに違和感を与え続けてきた小説たち。奇妙な方法論を用いて世界を分節してみせた物語たち。わたしの孤独感をますます深めてきた文章の数々。本書は、そのような小説について、あえて個人的な記憶や体験を織り込みつつ論じたものである(アマゾン紹介文) 珍しい本が取り上げられているのが良い点。巻末の一覧も嬉しい配慮。 なんだけど、じゃあ読みたい本があったかというと…。あらすじと書評だけでお腹いっぱいというか。春日さんの独特さもあって、なかなか腹にたまる一冊だった。
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文学について著者が書いたものははじめて読んだ。読んだことのある作品についてはなるほどと思ったし、ないものについては読んでみたいともこれはちょっと読むのにきつそうだなと思ったりもした。しかし、噴火口での女学生の自殺に触れて高橋たか子の小説に触れないのはなぜだろうと思った箇所があった...
文学について著者が書いたものははじめて読んだ。読んだことのある作品についてはなるほどと思ったし、ないものについては読んでみたいともこれはちょっと読むのにきつそうだなと思ったりもした。しかし、噴火口での女学生の自殺に触れて高橋たか子の小説に触れないのはなぜだろうと思った箇所があった。まあ、たまたまの例なのかしら。
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