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インドカレー伝
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社/河出書房新社 |
発売年月日 | 2006/12/18 |
JAN | 9784309224572 |
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インドに起きた様々な歴史的影響により、インドの食文化がどのように変遷してきたかを物語る書。 著者がイギリス人のため、内容はイギリス人を始めとするヨーロッパ支配によってもたらされた変革がメインで、北インドのムガル帝国の侵略、その前に存在したイスラーム王朝 奴隷王朝に関する記述は控...
インドに起きた様々な歴史的影響により、インドの食文化がどのように変遷してきたかを物語る書。 著者がイギリス人のため、内容はイギリス人を始めとするヨーロッパ支配によってもたらされた変革がメインで、北インドのムガル帝国の侵略、その前に存在したイスラーム王朝 奴隷王朝に関する記述は控えめです。 また、ムグライ料理のローガンジョシュに関する記述はありましたが、ケーララ州のビーフペッパーフライに関する記述はないなど、記載内容にむらがあります。 よってタイトルには偽りがあり、インドカレーのすべてを伝える内容ではないと感じました。 ただし、東インド会社設立以降の内容は細かく、カツレツやコルマに代表される、アングロ・インディアン達によるインド料理とイギリス料理の融合や、インドにチリや紅茶が持ち込まれた経緯、インドの列車販売の紅茶・コーヒーの戦い、なぜチャイを飲み終えたあとのカップをインド人は叩き割るのかに関する説明などもあり、大変興味深く読めました。 これらは、知っている人には常識だと思うので、ちょっとかじりだした私にはうってつけの書でした。 全10章からなり、各章は、イギリス人のある種の横柄さから生まれたチキンティッカマサラ、ポルトガルのゴア地方支配により誕生したヴィンダルーや、カレー、カツレツをテーマとした内容となっています。 レシピも豊富に記載されており、読みながら作ってみたいとなったとき、そのレシピを参考に作ることも可能です。 材料や調理器具を揃えるのに一苦労すると思いますが。 最終章に日本に関しても、"カレーが国民的に重要な位置を占める国"として出てきます。 我々日本人は、カレーをイギリス以上に独自の進化をさせてしまい、カースト制度、気候、外部からの食材の輸入により変わってきたという歴史を知ることもなく、その本来の芳香を意識せずに、何も考えず"カレー"として認識してしまっています。 本書中には、日本に関して好意的に書いていますが、本書の内容はカレー好きと他称される日本人としては、少しは基礎知識レベルで知っているべき内容なのかもしれないと思いました。
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インドカレーの歴史についていろいろ語ってくれる本。インドは昔からカレーだと思っていたが、実際はポルトガルとかイギリスとかが植民地支配に明け暮れた混沌のなかで生まれてきた料理ということを知って驚く。今ひとつ食い足りない感じがあるのは日本のカレーについての言及がないところ。
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16世紀初頭くらいから説き起こし、インド料理の成立と変遷、そして「カレー」が生まれるまでを物語る。レストランで現在食べられているインド料理(おもにムガール料理の影響が強い)が、どのようにペルシアや中央アジアの料理の影響を受けて成立したのかとか。また一方、イギリス人はどのようにイ...
16世紀初頭くらいから説き起こし、インド料理の成立と変遷、そして「カレー」が生まれるまでを物語る。レストランで現在食べられているインド料理(おもにムガール料理の影響が強い)が、どのようにペルシアや中央アジアの料理の影響を受けて成立したのかとか。また一方、イギリス人はどのようにインドのスパイスを取り入れたのかとか。なかなかたのしいディテールが味わえる。 「料理」というのは、いちばんホンネが出やすいところだと思うんだよね。だから、この本はおとなしく皿の上だけにはおさまらない。彼の地ではムスリムなのか、ヒンズーなのか、どんなカーストに属するかによって、どう食べるのかも違ってくる。そういうのんも「料理」という鏡が赤裸々に映し出す。たとえばイギリス人がインド人を支配していたとき、召使いのインド人は決して主人と一緒にものは食べなかった。それは「礼儀正しいから」というよりも、イギリス人はアウト・カースト(カースト制度のさらに外にあるという最下級のカースト)だからして、いっしょにものを食べるというのは不浄の行為にあたるからなのだった。そんなことも、書いてあるよ。 インド料理というのは、むかしから今のようなインド料理だったわけじゃない。ペルシアや中央アジアからの影響はもちろんだし、ポルトガル人がやってこなければ、トウガラシもじゃがいももトマトもインド料理には入ってこなかったわけだし。その中で、かなりの時間・空間にわたってインドを支配下に置いたイギリス人が、いっちばんインド料理への影響を及ぼすこと少なかったというのが興味深い。そして、イギリス人によるインド理解が「カレー」という形をとったというのもまた、頑固なイギリス人らしいというべきか。カレーはたしかに、インドの豊穣なスパイス文化の99.9%をとりこぼしているのだと思う。でも、それくらい薄まったからこそ、カレーは世界に拡がったのかもなぁ……。 この本を読んでいるあいだじゅう、どうにもインド料理が食べたくなって困った。考えてみればオレの場合、寿司を食わない週はあれども、カレーを食べない週はない。インド料理は奥深く、この本1冊ではわかったふりもできないと思うが、インド料理を食べる楽しみが確実に増す1冊ではある。
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