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ミスター・ヴァーティゴ 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
発売年月日 | 2006/12/22 |
JAN | 9784102451090 |
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ミスター・ヴァーティゴ
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商品レビュー
4.2
30件のお客様レビュー
何年に一度か来るポール・オースター読破するぞ病の際に購入したものの数年積読のままだった本作。 小川哲さんの最新作の中の一編に主人公とその彼女がオースター作品はどれが一番好きか話すというシーンがあり本作が出てきたため、これは積読から拾い出して読もうということになりました。 自...
何年に一度か来るポール・オースター読破するぞ病の際に購入したものの数年積読のままだった本作。 小川哲さんの最新作の中の一編に主人公とその彼女がオースター作品はどれが一番好きか話すというシーンがあり本作が出てきたため、これは積読から拾い出して読もうということになりました。 自分の心のベストテン第1位かというとそうではないけどかなり心を動かされた作品でした。少年時代のエピソードが冗長という感想を多く見たけど自分はそれがあってこそかなと思いました。目を背けたくなる場面もあったけど、それが最後につながりそうな予感をさせて終わる良い一代記だと思いました。オススメです。
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空中浮遊の才能を持つ少年ウォルトと興行の仕掛人である<師匠>の出会いから始まるお伽話の様な回顧録。物語を牽引するウォルトのイキのいい語り口調や比較的ストレートな筋運びといい、従来の作風と比較すると、随分異色の作品。前半の全米巡業編は冗長な印象が否めなかったが、後半は二転三転する展...
空中浮遊の才能を持つ少年ウォルトと興行の仕掛人である<師匠>の出会いから始まるお伽話の様な回顧録。物語を牽引するウォルトのイキのいい語り口調や比較的ストレートな筋運びといい、従来の作風と比較すると、随分異色の作品。前半の全米巡業編は冗長な印象が否めなかったが、後半は二転三転する展開の連続。数々の喪失体験を経ても尚しぶとく生き抜くウォルトと彼の心に根付く【家族】との絆が爽やかな読後感を与えてくれるが、少々物足りなくも感じたり。版元で既に絶版扱いなのは、従来のファン層にあまり受けが良くなかったからでしょうか。
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孤児同然で、世話をしてもらっていた叔父からも虐待を受けていたウォルトが師匠から猛特訓を受けて空を飛べるようになり大スターとなるが、飛ぶ力と師匠を失い、喪失の中でその後の人生を歩んでいく話。 オースターの作品はいかにもフィクションというものが多いが、大抵はあくまで現実に起こりえない...
孤児同然で、世話をしてもらっていた叔父からも虐待を受けていたウォルトが師匠から猛特訓を受けて空を飛べるようになり大スターとなるが、飛ぶ力と師匠を失い、喪失の中でその後の人生を歩んでいく話。 オースターの作品はいかにもフィクションというものが多いが、大抵はあくまで現実に起こりえないことはないという範囲にとどまっている。本作品は「空中浮揚」がテーマになっており、ファンタジー色がより強い。それでも「不思議な話」という気はあまりしない。残念ながら肝であるストーリー自体があまり面白いとは言えないかな。細部は丁寧に書かれているんだけど、だからどうしたという感じが強い。
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