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VOICE アルファポリス文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | アルファポリス/星雲社 |
| 発売年月日 | 2006/10/30 |
| JAN | 9784434084423 |
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VOICE
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商品レビュー
3.7
40件のお客様レビュー
痛い…
恋人の心の声が聞こえるのは、どんな気持ちだろう。幸せな時はともかく、住む場所が離れ、心も遠くなった時は……?本書の主人公が味わう、苦痛と苦悩とが、読者の胸にまで深く突き刺さってくるようで、痛い。
abtm
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
市川拓司『VOICE』は、静謐な世界の中に人の心の輪郭をそっと浮かび上がらせるような、深い余韻を湛えた一冊だった。 「心の声が聞こえる」という設定は、一見すると幻想的で軽やかな装置のようにも見えるが、物語が進むにつれ、それはむしろ人が対人関係の中で抱え込む痛み、脆さ、そして希望をあぶり出す“拷問にも似た真実の光”として読者の胸に迫る。 互いを想いながらも、距離という名の影がじわりと広がっていく二人。その変化は劇的ではない。むしろ、日常の綻びが少しずつ広がるような、静かな崩落である。だからこそ、頁をめくる手は重く、登場人物たちの感情の揺れは、読者自身の人生のどこかと密やかに共鳴してしまう。 それでもこの物語が決して“暗さだけ”に沈まないのは、市川作品特有の柔らかな筆致が、痛みの底にわずかな温もりを忍ばせているからだ。 失われていくものの大きさは計り知れないが、それでも人は何かを抱え直し、少しだけ前に進む。その姿が、読後に静かな光として残る。 『VOICE』は、恋愛小説の枠を越え、人が他者とどう向き合い、どう離れ、どう生き直そうとするのかを描いた作品だ。読み終えたあと、胸の奥にぽつりと残る重さが、不思議と心地よい。 痛みを知るからこそ、人は優しくなれる──そんな普遍的な真理を、澄んだ文体で改めて思い出させてくれる、静かに響く一冊である。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
彼女の心の声が聞こえてしまう主人公を語り部とし、交際の始まりから終わり、そしてその余韻までが描かれた物語。 ただ、その「心の声」という設定がストーリーに本当に必要だったのか、個人的にはあまり理解できなかった。 それはさておき、読後に浮かんだ感情は、「彼氏よ、君は何をしているのか?」という苦言と、「彼女よ、主人公に依存しすぎだ」という嘆き。要するに、「2人には幸せになってほしかった」という思いに集約される。切ない。 ちなみに、主人公とヒロインの名前が同じ作者の『Separation~』と同じだったのでスピンオフかと思ったが、まったく関係はなかった。
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