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MORI LOG ACADEMY(5) なんとなくクリスマス ダ・ヴィンチブックス

森博嗣【著】

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商品詳細

内容紹介 森博嗣のブログ日記文庫化第5弾。築30年の森宅、水回りを中心に改装スタート。新しい家具も購入し、生活空間にも変化が・・・。嬉しい仕事としては「庭園鉄道シリーズ」の取材で有名モデラーの工房や、各地の軽便鉄道を多数訪問。工作熱はラジオ&オーディオに点火した模様。特別講師はメフィスト賞出身作家で「歩く薀蓄」のあの人。
販売会社/発売会社 メディアファクトリー/メディアファクトリー
発売年月日 2007/03/22
JAN 9784840118293

MORI LOG ACADEMY(5)

¥550

商品レビュー

3.8

6件のお客様レビュー

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2014/10/28

『与えられるものを受けていた時代から、欲しいものを自分で取りにいく時代になった。これが豊かさである。買いたいものお店行って探す、というのが既にそうだ。品物が沢山あって、選べるようにお店という場所がある。選べない時代には、店なんかなかった。ただ与えられたもの、手に入るものを食べて、...

『与えられるものを受けていた時代から、欲しいものを自分で取りにいく時代になった。これが豊かさである。買いたいものお店行って探す、というのが既にそうだ。品物が沢山あって、選べるようにお店という場所がある。選べない時代には、店なんかなかった。ただ与えられたもの、手に入るものを食べて、着て、生きていた時代が長かったのだ。仕事も与えられて、それをする以外になかった。 つまりは、こうするしかない、という局面が多いほど、貧しいと言える。自分は、こういう人間だから、こうしなければならない。これしか道は無い、と思い込む事は、貧しさを引っ張り込んでいるようなものだと思う。』 『ここ20年ほど、いじめなどの問題で、学校や教師が責任を問われるのが当たり前になった。当事者が責任追及をするのは当然だ。しかし、周囲(特にマスコミ)がそこに加勢したかのように参入するさまは、まさに「いじめ」ではないか。もしかしていじめにはいじめで復讐するべき、それが正義だ、とでも考えているのだろうか。』 『流行というのは、大勢の人が同じことをする。しかし、それは一緒の制約だ。流行から外れているものは駄目なもの、という価値観が生まれるためである。生産者からすると、大衆が流行に乗ってくれることがありがたい。限られたものを生産するだけで良い。王様も嬉しい。いかにも国の統制が取れているように見えるからだ。 流行に従っていれば、その都度何が良いのか、と考える必要がない、というメリットがある。僕は、そのつど自分で考えたい。だから、人と同じことが嫌いなのだと思う。』 『今の社会は、友達ができることが、とんでもなく価値のあることだと教えている。たいていの物語は、友情を誇張し、美化し、これがすべてを救うと訴えているし、大人も先生も口を揃えて言う。本当にそうだろうか? もちろん、友達に価値がないとはいわない。しかし、そんなに押し付けるようなことかな。べつに、友達が本気で欲しかったら、自然にできるだろう。溶け込めない、というのは、わいわいはしゃげないだけのことだ。笑ってはしゃぐことが、友達の輪だという変な幻想がある。』 『「金があれば何でもできるのか」という無意識の反発を抱くことになる。けれど、既にそんな時代ではない。チャンスはすべての人間に平等にある。誰でも自分の夢を実現できるし、嫌なことを避けることも可能だ。そのためには、金で買わなければならないものもあるだろう。 コンビニで、自分の一番食べたいものを選んで買った。それを見ていた人から、「金さえあれば、何でも好きなものが食べられると思ったら大間違いだぞ」と言われたとしよう。どこが大間違いだろうか? 笑うしかない。』 『政治家が教育問題でいろいろ対策を協議している。それに対して、ニュースキャスタは「綺麗事ですよね」と非難した。ところが、そのあと彼の口から出てきた意見は、全て綺麗事でしかなかった。彼に比べれば、政治家の方がまだ具体的に行動している。結局、マスコミは綺麗事しか言わないし、なにも手を下さない。』 『今後ももう少し、あまり憧れず、なにものにも拘らず、ゆっくりと、好き勝手に生きていけたら良いと思う。遠くばかり見ていないで、たまには足許を見なさい、というのが、自分に対する戒めであるけれど、遠くへ辿り着けば、自然にそれが叶う。』 『機械が増えると、人間の温かさが消えてしまう、とたいていのマスコミなどは言いたがるものだが、機械の方がずっと人の温かみを感じさせる場合もある。便利な機械を導入する、そのサービス精神こそが温かい。』

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2013/11/27

モリログ第5段。 気がつけば5冊目。相変わらず、無条件に幸せになれる一冊(個人的に)。特別講師は高田崇史先生(薬剤師が本業らしい) これまでに比べると、鋭めの意見も多かったが、日記シリーズからの読者としてはそれがいい。何気ない日常でも、見る人が見れば見えるもの、気づく人が見れば気...

モリログ第5段。 気がつけば5冊目。相変わらず、無条件に幸せになれる一冊(個人的に)。特別講師は高田崇史先生(薬剤師が本業らしい) これまでに比べると、鋭めの意見も多かったが、日記シリーズからの読者としてはそれがいい。何気ない日常でも、見る人が見れば見えるもの、気づく人が見れば気づけるもの、思考や視点の面白さが本シリーズの魅力。小説のキャラクタもいいが、やはり最高のコンテンツは先生自身か。 相変わらずカバンに入ってる一冊。理由はこれ。 「最も大事なことは、また明日も読もう、と思わせることだろう」

Posted by ブクログ

2011/05/25

2006年10月~12月。 特別講義は高田崇史氏。歩く蘊蓄! 人生相談のくだり。 「やる気が出なくて困っています。どうすれば良いでしょうか?」―「やる気がなくても生きていけるなんてなかなかのものですよ」 「今つき合っている相手とこのままずるずる過ごして良いのか迷っています」―...

2006年10月~12月。 特別講義は高田崇史氏。歩く蘊蓄! 人生相談のくだり。 「やる気が出なくて困っています。どうすれば良いでしょうか?」―「やる気がなくても生きていけるなんてなかなかのものですよ」 「今つき合っている相手とこのままずるずる過ごして良いのか迷っています」―「そのままずるずるいけたらなかなかのものですよ」

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