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十七歳の硫黄島 文春新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋/文藝春秋 |
発売年月日 | 2006/12/10 |
JAN | 9784166605446 |
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十七歳の硫黄島
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商品レビュー
4.2
34件のお客様レビュー
栗林中将の名を一躍知らしめた梯さんの『散るぞ悲しき』が兵団長の大局観に基づく戦記だとすれば、本書は若き通信兵という一兵卒の生還記である。 バンザイ突撃を自重しゲリラ戦による持久戦をしかけた硫黄島戦は、それゆえ将兵に苛烈な耐久と消耗を強いた。 物量・軍備・兵員すべてで劣る場合、ゲ...
栗林中将の名を一躍知らしめた梯さんの『散るぞ悲しき』が兵団長の大局観に基づく戦記だとすれば、本書は若き通信兵という一兵卒の生還記である。 バンザイ突撃を自重しゲリラ戦による持久戦をしかけた硫黄島戦は、それゆえ将兵に苛烈な耐久と消耗を強いた。 物量・軍備・兵員すべてで劣る場合、ゲリラ戦に持ち込むしか手はない。本戦法は米軍に多くの死傷者をもたらし、「硫黄島戦と沖縄戦のような戦闘が続いていたら分からなかった」と言わしめた。確かに効果的だった。それが戦う者にとってどれほど過酷かを本書は教えてくれる。 著者は本業の文筆家ではないためいささか読みにくい個所はあるが、そのことが本書の価値を損なうことはない。 とくに、遺体が置かれた霊安所に立ち昇る無数のリンに著者が「囚われる」シーンは圧倒的であった。
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私は歴史は苦手で好きでない。戦争の話は人殺しや暗い話ばかりで、とにかく怖いので近寄らなかった。でも、歳を重ねるうちに、なぜ戦争が起きたのか。その時代を人はどう生き抜いたのか知りたくなった。この本は少し飛ばして読んだが…壮絶。よく生き延びて書き残してくださった、と著者には敬意しかな...
私は歴史は苦手で好きでない。戦争の話は人殺しや暗い話ばかりで、とにかく怖いので近寄らなかった。でも、歳を重ねるうちに、なぜ戦争が起きたのか。その時代を人はどう生き抜いたのか知りたくなった。この本は少し飛ばして読んだが…壮絶。よく生き延びて書き残してくださった、と著者には敬意しかない。生きることに貪欲であること。人として1番の課題と思う。 戦争はとにかく起こしてはいけない。 そして人は生きなくてはならない。 万が一、何者かに攻められてきた時、自分たちや子孫を守るために何をしたら良いのだろうか。 考えはまとまらない。答えは出ない。 一人の力が世の流れにどこまで影響を与えるかわからない。それでも世の中の流れをしっかり見つつ、決して戦争の流れに乗らないようにだけはしたいと心に誓う。
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一万人が一発ずつ打っても一万発になるのに という言葉に恐ろしくなった。 圧倒的な戦力差でよくあそこまで耐えれたなと本当に尊敬する。何度も黙祷した。 手榴弾での自決は木っ端微塵になってしまうのか。 死体が転がってても米軍の島全体への砲撃銃撃などでどんどん粉になり体も跡形も無...
一万人が一発ずつ打っても一万発になるのに という言葉に恐ろしくなった。 圧倒的な戦力差でよくあそこまで耐えれたなと本当に尊敬する。何度も黙祷した。 手榴弾での自決は木っ端微塵になってしまうのか。 死体が転がってても米軍の島全体への砲撃銃撃などでどんどん粉になり体も跡形も無くなってしまうのか。 硫黄島に行ってみたい。だけど恐ろしい。 人が粉々になって島に溶け込んでいる。 苦しすぎる環境はもはや想像もできないが、知らないのは絶対にいけない。この事実を私たちは次の世代として知るべきだし語り継いでいきたい。 あの死が意味のないものとならないように、平和であり続けるように、命が脅かされないように、過去を学ばなければならない。そして、平和に感謝し英霊達に黙祷を捧げるべきである。 私は硫黄島の戦いのことを全然知らなかった。社会の授業も真面目に受けていたのに、Twitterで知ってそこから調べに調べて本も読むようになった。 もう少し調べていこう。学ぼう。 本にしてくださったこと感謝しかありません。 3年前にこの本に出会っていれば直接お手紙にて感想を伝えられたのに今ではそれも叶いません。 生き延びてくれてありがとうございました。伝えようとしてくれてありがとうございました。 次の世代として、しっかりと学び後世に伝えるべきだと感じております。 カラー化の硫黄島の当時の映像で、アメリカ軍が火炎放射器で火を水のように前に向かって放っていることに絶句した。 あの中で兵士に火がつき、本に書いてあったことが起こるのか。 筆者はなるべくなるべく奥に行ってなるべく布を重ねたけれど、郷から出たときには髪の毛は折れるほどになり、黒焦げになっていたのか。 料理でしか使わないよ火。 それでも手をかざすと熱いってなるのに自分に向けられるなんて考えられない。 なんで水撒いているんだろうと思ってたけどあれガソリンらしいし。 一つ一つの人生が一瞬に消える。 積み重ねてきたことも、関わってきた人たちとの思い出も、関わった人に残るその人も失われる。 恐ろしい。
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