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父のトランク ノーベル文学賞受賞講演
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 藤原書店/藤原書店 |
| 発売年月日 | 2007/05/30 |
| JAN | 9784894345713 |
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父のトランク
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父のトランク
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商品レビュー
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6件のお客様レビュー
佐藤亜紀さんとの対談が載っているのにビックリして手に取った。 ヨーロッパとアジアの接点にあたるイスタンブール育ちの作家。トルコ人であることはパムクにとってかけがえのないことであるのだが、同時に「作家であること」「小説家と政治」「書くことの困難と希望」など、普遍的な問いかけに対し...
佐藤亜紀さんとの対談が載っているのにビックリして手に取った。 ヨーロッパとアジアの接点にあたるイスタンブール育ちの作家。トルコ人であることはパムクにとってかけがえのないことであるのだが、同時に「作家であること」「小説家と政治」「書くことの困難と希望」など、普遍的な問いかけに対しての真摯な姿勢が彼の言葉に重みを与えている。これから少しずつ小説も読んでいきたい。今、パムクの言葉はヨーロッパの人たちの目にどのように映っているのだろう。 104ページ ヨーロッパにおいてトルコ人に反対する民族主義が煽られることは、遺憾なことに、トルコにおいてもヨーロッパ人に対する粗野な民族主義をそそのかすのに役立つのです。 105ページ 子どもの頃や若い頃にわたしが読んだ偉大な小説の作家たちは、ヨーロッパをキリスト教仰によってではなくて、個人によって示しました。自らの解放を、創造性を、そして夢を実現すべく努力する主人公たちによってヨーロッパを描いたがゆえに、これらの小説はわたしの心に響いたのでした。ヨーロッパが西以外の世界で尊敬されるのは、自由、平等、同胞意識を育んだためなのです。 87〜88ページ ドイツ全体に語りかけることを望みながら、間接的であれ直接的であれ、あるいは公然とであれ暗喩的にであれ、トルコ人のことや、彼らがもたらす不安を想像しないドイツ人の小説家の作品は、何かが失けていると感じます。あるいは今日、クルド人や他の少数民族のことを想像できなかったり、トルコの語られていない歴史の暗い部分に目を向けないトルコの小説家の作品も、何かが久けているとわたしは感じます。 150ページ それから、私はトルコ人でトルコの作家で、それは別にうそではないし、言われても何とも思いません。ただ、特にアメリカで異常にトルコ人作家、トル人体家と言うから、そう言われると気になりますね。そういう場合に、私の作品は文学ではなくてエスニックな物語ととられているのかと、と怒りたくなるんです。トルコ人であることを別に嫌とも思わないし何とも思わないけれども、それを売り物にしたくないという感じですね。
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パムクという作家に非常に好意を持った。トルコで文学するとはどういうことか。日本とはまた違う意味があると感じた。しかし、根本的には、深いところで文学がになっている役割は変わらないのだとも感じた。 あとトルコ民への愛。深いな。懐が。 虐げられた者への洞察も深い。 p35,42,...
パムクという作家に非常に好意を持った。トルコで文学するとはどういうことか。日本とはまた違う意味があると感じた。しかし、根本的には、深いところで文学がになっている役割は変わらないのだとも感じた。 あとトルコ民への愛。深いな。懐が。 虐げられた者への洞察も深い。 p35,42,88,93
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トルコ初のノーベル文学賞作家、オルハン・パムクの受賞演説集。クルド人の人権やアルメニア虐殺問題などについて外国メディアを通して発言して、国内で大変な状況におかれていることは知っていたので、日本でいう大江健三郎のような確固とした意志を持った人なのかと思いきや、その本からは意外にもや...
トルコ初のノーベル文学賞作家、オルハン・パムクの受賞演説集。クルド人の人権やアルメニア虐殺問題などについて外国メディアを通して発言して、国内で大変な状況におかれていることは知っていたので、日本でいう大江健三郎のような確固とした意志を持った人なのかと思いきや、その本からは意外にもやわらかい「人間」といった感じがした。それにしても、彼の小説に対する思いの強さのようなものには感動さえ覚えたものがあった。かなり長編が多いので敬遠してきたが、来週はパムクを読もう。
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