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里川の可能性 利水・治水・守水を共有する
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新曜社/新曜社 |
発売年月日 | 2006/10/31 |
JAN | 9784788510241 |
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商品レビュー
3
2件のお客様レビュー
そう、こういうことをかつて好んで学んだのだったと思った。いまではあまり手にとらなくなっているが。 それは年を取ったからか、それとも現場の課題の本質がこういう分野にはないと、自分的には思えているということか。。 とはいえ、地区内の野球部の集まりが地域づくりのきっかけになるという事...
そう、こういうことをかつて好んで学んだのだったと思った。いまではあまり手にとらなくなっているが。 それは年を取ったからか、それとも現場の課題の本質がこういう分野にはないと、自分的には思えているということか。。 とはいえ、地区内の野球部の集まりが地域づくりのきっかけになるという事例も面白い。川は、地域のなかで、ワンオブゼムという感じがする。(p.20) また、矢作川方式という、許認可権限をもつ自治体の協議に協議会(農業、漁業)が同席するという仕組みも、中部にいたのに知らなかった。ただし、いくらこうした仕組みをあとから経済学で説明してみても、空虚にはきこえるが。(p.72) 中部ということでいえば、木曽三川・庄内川と名古屋の関係を、関東の利根川となぞらえて説いているのも新鮮だった。 地形と、都市開発や防御との狭間で川は人為的インパクトを加えられているということ。そしてそれはやはり扇状地区間(や自然堤防帯)で顕著にも思った。(p.118) そんななかでも、関正和のいう、良い川とは川の個性をみて川の神様に満足してもらえる川づくりをせよ、というのはまさしく正しいと思った。(p.140) けっきょく、まだこれが、できていないのであるから。 ただ、どの川にもそれなりに歴史や資料や書物があり、技術者はつねにそれらを学ぶところから始めなければならないのだろうとも改めて思った。(p.211) 気づかされることや、再認識させられることの多い、意外な良書だった。 ※沖先生の書いている、大東水害訴訟についての記述も興味深いものだった。 いわく、(個人的見解とされたうえで、)「過渡的安全性をもって足りる」とされたことで、河川管理者は裁判には勝ったものの、急いで河川整備をすすめなければならないという後ろ楯は失った(公共事業費を削減せざるをえなくなった)とのこと。 確かになと思うし、こういう視座が持てるようになりたいとも思った。(p.114) ※また、白神山地の赤石川では1945年に土石流により、大然(おおしかり)という集落全体が流され、88名亡くなったことは知らなかった。 鬼頭秀一先生からの話とのこと。(p.3)
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全部がいいなあと思わなかった時のほうが、バランスの良い本なんだろうなあと思います。 最近気になっている、ミツカン水の文化センターの本です。 個人的にはこれを読んで、嘉田知事が好きになりました。
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