君がそばにいても僕は君が恋しい

リュシファ【著】, 蓮池薫【訳】

• 販売会社／発売会社: 綜合社/集英社
• 発売年月日: 2006/10/31
• JAN: 9784777710096

商品レビュー

2019/01/12

どんなに自分の存在に価値があることを願っても、私たちは無価値な宇宙の塵に過ぎない。
でも、人生には時たま、非常に美しい瞬間がある。
その瞬間は、生きることには価値があるとささやく。
存在するすべてのものたちは、ただ存在しているだけで美しい。

ひとりきりのときにただ存在している喜びを感じても、
誰かの社会的な存在の確かさの前では、ただの存在は掻き消えてしまう。

2008/03/22

詩集。蓮池薫さん翻訳。韓国では人気のある詩人さんだそうです。自分にはあんまり合いませんでした…。でも気に入った詩も２個ほどありました。

2007/05/08

韓国現代詩の代表的な詩人で、若者層に圧倒的な人気があるリュ・シファ。
透明感の中に、痛々しいまでに真摯な生への眼差しがあり、好感が持てる。
中央大学法学部3年在学中に拉致され、24年間、北朝鮮での生活を余儀なくされた蓮池 薫さんが翻訳しているのも興味深い。
著者の文章の真意、その良さを伝えようとする愛情に満ちた、良い訳だと思う。