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中世賎民の宇宙 ヨーロッパ原点への旅 ちくま学芸文庫
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中世賎民の宇宙 ヨーロッパ原点への旅 ちくま学芸文庫

阿部謹也【著】

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中世賎民の宇宙 ヨーロッパ原点への旅 ちくま学芸文庫

定価 ¥1,430

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/筑摩書房
発売年月日 2007/02/09
JAN 9784480090478

中世賎民の宇宙

¥990

商品レビュー

4.5

3件のお客様レビュー

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2014/07/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

20140704~0730 久々の阿部謹也節に圧倒。大宇宙と小宇宙の狭間から取り残された”賤民”の存在。中世欧州が、贈与で成り立つ社会から、次第に貨幣社会へと変貌するさま、相続に絡む教会や市の役割などは、のちの相続税や法整備にも関わるのではないかと、経済学に携わる身としては興味深かった。最終章の”音”に対する日欧の感性の違いなんかはもう少し詳しく知りたいなー。

Posted by ブクログ

2012/06/05

6月の1冊目。今年の74冊目。今月は学術書中心でできればいきたい。 阿部氏の論文を集めた論文集。「人と人との関係」を歴史的にどう読み解いていくか氏の研究方法が書かれています。具体的な内容については触れませんが、氏の研究の姿勢には今の歴史学に欠けているのものがあるのでは、といつも...

6月の1冊目。今年の74冊目。今月は学術書中心でできればいきたい。 阿部氏の論文を集めた論文集。「人と人との関係」を歴史的にどう読み解いていくか氏の研究方法が書かれています。具体的な内容については触れませんが、氏の研究の姿勢には今の歴史学に欠けているのものがあるのでは、といつも考えます。ま、実際歴史学にそんなに詳しいわけではないので、何とも言えませんがね。 ただ、阿部氏の著作は歴史学に限らず、人文学を勉強する上で、大切なものが何か教えてくれると私は思います。この本もその内の1つです。

Posted by ブクログ

2010/10/25

中世の人々と我々とでは、宇宙観(この世界に対する理解)が全く違うことが分かり、非常に興味深く読んだ。この本では主に、空間・時間・死・大宇宙と小宇宙について、取り上げられている。学ぶことが非常に多い本だが、それでも、機械で均質に切り取った時間や物理的な基準をもとに測った空間の中で生...

中世の人々と我々とでは、宇宙観(この世界に対する理解)が全く違うことが分かり、非常に興味深く読んだ。この本では主に、空間・時間・死・大宇宙と小宇宙について、取り上げられている。学ぶことが非常に多い本だが、それでも、機械で均質に切り取った時間や物理的な基準をもとに測った空間の中で生きている身には、当時の人々の考え方が分からないことが多々あった。理解できなくても、こういう違いがあったと知ること自体が重要ということだろうか。

Posted by ブクログ

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