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物質と記憶 ちくま学芸文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房/筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2007/02/10 |
| JAN | 9784480090294 |
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物質と記憶
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商品レビュー
4.5
6件のお客様レビュー
訳:合田正人、松本力、原書名:Matière et mémoire:ESSAI SUR LA RELATION DU CORPS À L'ESPRIT(Bergson,Henri)
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[ 内容 ] 「純粋知覚から記憶へと移行することで、われわれは決定的な仕方で物質を離れ、精神へと向かう」―本書において著者は、観念論・実在論をともに極論としてしりぞけ、事物でもなく表象でもない、中間的なものとして「イマージュ」という概念を提唱する。 そして、精神と物質との交差点と...
[ 内容 ] 「純粋知覚から記憶へと移行することで、われわれは決定的な仕方で物質を離れ、精神へと向かう」―本書において著者は、観念論・実在論をともに極論としてしりぞけ、事物でもなく表象でもない、中間的なものとして「イマージュ」という概念を提唱する。 そして、精神と物質との交差点として、記憶・想起の検証へと向かう。 デカルト以来の近代哲学最大のテーマ「心身問題」に、失語症研究など当時最先端の科学的知見を動員しながら、緻密な論証で新しい“二元論”を展開する。 今日、心脳問題への関心の中で、その重要性がいっそう、高まる主著。 [ 目次 ] 第1章 表象に向けてのイマージュの選択について―身体の役割(現実的作用と可能的作用;表象 ほか) 第2章 イマージュの再認について―記憶と脳(記憶の二つの形式;運動と想起 ほか) 第3章 イマージュの残存について―記憶と精神(純粋想起;現在は何に存するか ほか) 第4章 イマージュの境界画定と固定について―知覚と物質、魂と身体(二元論の問題;従うべき方法 ほか) [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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むずかしいむずかしい。次読むときは解説から読もう。 とりあえず心身二元論の超克や、純粋想起/知覚、イマージュ等の問題系を扱っていることは分かったが。 ちょっと面白かったところだけ。ここらへんは面白い。 過去と現在、記憶と知覚の関係。 p.219 この一致の揺るぎなさ、これら二つ...
むずかしいむずかしい。次読むときは解説から読もう。 とりあえず心身二元論の超克や、純粋想起/知覚、イマージュ等の問題系を扱っていることは分かったが。 ちょっと面白かったところだけ。ここらへんは面白い。 過去と現在、記憶と知覚の関係。 p.219 この一致の揺るぎなさ、これら二つの相補的な記憶が互いに挿入される際の精確さに、われわれは「見事に調和のとれた」(bien équilibrés)精神、つまり、結局は完璧に生に適応した人間たちを認めるのではないだろうか。行動の人(homme d'action)を特徴づけているのは、与えられた状況を救援するために、その状況に係わるすべての想起を呼び寄せる時の迅速さである。しかし、行動の人を特徴づけているのはまた、役に立たないか重要でない想起が識閾(seuil)に現れながら、行動の人のうちで突き当たる乗り越えがたい障壁でもある。まったく純粋な現在のなかで生きること、刺激に対してそれを引き継ぐ直接的な反応によって応じることは、下等動物の特性である。そのように振る舞う人間は衝動的な人(un impulsif)である。 しかし、過去のなかで生きることの楽しさのために過去のなかに生きる人は、行動にほとんど適応しておらず、その人において、想起は現在の状況の利益となることなく意識の光りに照らされて浮かび上がる。それはもはや衝動的な人ではなく、夢見る人(un rêveur)である。 これら二つの極端な状態のあいだには、現在の状況の輪郭を正確に辿るのに十分な従順さと、他のすべての呼びかけに抵抗するのに十分な力強さとを兼備した、記憶の幸運な配置[構え]が存している。良識(bon sens)あるいは実践感覚(sens pratique)はおそらくこれ以外の何ものでもない。 [この後、子どもの記憶の発達の話が続く...]
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