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尊厳死を考える
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央法規出版/中央法規出版 |
発売年月日 | 2006/11/01 |
JAN | 9784805828021 |
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商品レビュー
3
1件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
企業の課題で読みました。 とりあえず大学の図書館にあったやつをわりと適当に選んだんですが、初心者向けで読みやすかったです。 全7章から成り、章ごとに著者が別々です。「尊厳死」というものに対する著者の境遇や、見つめる角度がばらばらで、その点はとても面白かったです。 大きく分けて、「法」という角度と、「臨床医」という角度、そして「本人と遺族」という角度から尊厳死について触れていて、尊厳死をとりまく混沌とした状況が伝わってくるようでした。 特に法については、海外の例を出し、明瞭な尊厳死についてのガイドラインを作る必要性を訴えています。尊厳死といっても、徒な延命治療を中止することで尊厳を保った死を迎えるという認識がある一方で、終末患者や植物状態患者本人の意思が不明確であったり、本人と家族の意思が食い違っていることによって現場での判断ができなかったりといった問題があるそうです。日本での「死」を敬遠する姿勢を取りやめ、日ごろから家族と、自らの死について語り合う場を持つこと、そして自らの望む死のあり方について書面にした「リビングウィル」を遺すことなどが求められているということです。 しかし、一つの解決策を見出せばまた一つの問題が持ち上がるといった具合で、尊厳死を巡る問題はまだまだおさまることはなさそうです。 この本で気になったことは、章ごとに著者が違うせいで、内容に大幅な重複が見られることです。リビングウィル、QOL、インフォームド・コンセントなどの単語が乱立し、例に出す判例も同じものが多く、読んでいて「またこの話か…」と思ってしまいました。
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