淀殿 われ太閤の妻となりて ミネルヴァ日本評伝選

福田千鶴【著】

• 販売会社／発売会社: ミネルヴァ書房/ミネルヴァ書房
• 発売年月日: 2007/01/10
• JAN: 9784623048106

商品レビュー

2023/07/06

『感謝』

[クラシカルなＭＫ]

ただ今、昭和二十五年法律第百十八号・図書館法の第２９条に基づく
〈飲料食品徴収型図書館同種施設〉を準備させて頂いております。
当該計画は、ＢＯＯＫＯＦＦオンライン様の豊富なペーパーＢＯＯＫや
ＣＤ・ＤＶＤ等によって支えられている取り組みでございます。
今後も随時、蒐集に取り組んで参りたいと考えておりますので、
何卒、宜しくお願い申し上げます。

2024/05/23

天下人の妻として、また秀吉死後に豊臣家を支え大阪城で最期を迎えるまでの生涯をたどる評伝。近世以降に拡大した虚像ではなく、より確かな史料を元に実像へと迫る内容であり、呼称の問題を通じて当時の婚姻関係の実態を検討する内容が興味深い。

2017/01/10

2007年刊行。豊臣秀吉の側室である茶々。数多くの美女が多くのドラマで演じた人物の評伝である。文書からの引用も多く、新奇な見解も提示されており、ドラマに毒された誤解を解くのに丁度よい。一部推測が介入するのは、文書が乏しい面もあってやむを得ないか。個人的には、寧々が茶々と連携していた様子が興味深い。特に、秀吉没後、寧々が大阪城を退城したのは、茶々との確執が原因でないという点。むしろ、朝廷との関係強化のため、家政の長たる寧々がその役割を果たしたのだ、との見解は、｢へぇー、そういう見方もできるのか｣と思わせる。