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エトロフの恋 無限カノン 3 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
発売年月日 | 2007/02/28 |
JAN | 9784101187129 |
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エトロフの恋
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エトロフの恋
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商品レビュー
3.1
20件のお客様レビュー
無限カノンと題した三部作の締め。 前二作と明らかに毛色が変わり、全篇通し静かで退廃的、かつスピリチュアル。 描きたかったモノはとても理解できるが、作者のエゴが産んだ数々の綻びは、本作が最後であるが故膨らんだまま。あとがきで作者がシリーズ順不同の読み方を推奨しているが、読む順番で...
無限カノンと題した三部作の締め。 前二作と明らかに毛色が変わり、全篇通し静かで退廃的、かつスピリチュアル。 描きたかったモノはとても理解できるが、作者のエゴが産んだ数々の綻びは、本作が最後であるが故膨らんだまま。あとがきで作者がシリーズ順不同の読み方を推奨しているが、読む順番で著しく作品の評価が変わるのは明白で、このナンバリング自体が失策だと感じ、勿体無い。
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無限カノン最終作。 次もあるのかな?話が娘のスタート地点には戻ってきたけど、カヲルの人生は決着がつかずに終わった。 青くて血を流しててもがいていたカヲルくんは、声も男も失ったおじさんになってしまった。 キャベツと鮭の塩スープ、太古からの暮らしをする森で生きる魔女みたいな老婆と家族...
無限カノン最終作。 次もあるのかな?話が娘のスタート地点には戻ってきたけど、カヲルの人生は決着がつかずに終わった。 青くて血を流しててもがいていたカヲルくんは、声も男も失ったおじさんになってしまった。 キャベツと鮭の塩スープ、太古からの暮らしをする森で生きる魔女みたいな老婆と家族。見つからない居場所。択捉島に住む謎の日本人の男。政治的な何らかのメッセージのようだけど、実際は国の中央にいる好きな人との僅かな繋がりを夢見る哀れな男、という政治的とか情勢とかにここまで踏み込んでいながら教訓的な話も作者の政治的思想も読み取れぬ、ただの垂れ流しの小説。 島田雅彦の、若くあろうとするおじさんの昭和の文章が、くたびれたカヲルと、寒々しいモノクロのエトロフとよく似合う。
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今回は、カヲルが択捉にたどり着いた所からの話。前二作よりは読みやすかったが、一々話すセリフがクサすぎて、クサッとなった。魔方陣グルグルならギップルが悶絶してしまうだろうな、なんてことを考えた。
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