膠着

今野敏【著】

• 販売会社／発売会社: 中央公論新社/中央公論新社
• 発売年月日: 2006/10/25
• JAN: 9784120037788

商品レビュー

2022/09/10

いわゆる経済小説というやつでした

もちろん筆運びは安定の今野敏さん節でサクッと読めてちゃんと面白かったです

人間なにか区切りの数字が見えてくるとやっぱりそこを目指しちゃうと思うんですね
今野敏さん読了100冊というのが見えてきてこれまで読んできた純粋な警察小説以外もどんどん読んでいこうと思って『今野敏さん100冊組手』と名付けて読み漁ってるわけですが、正直義務感というか仕方なくって感じでいたんです
今野敏さんの平均点下げちゃうなってw

ところがところが始めてみると意外な傑作が隠れていました
さすが今野敏さん懐が深い！
今作もまさかの経済小説でまさかのちゃんと面白い
どんどん読むぞ目指せ100冊！

2018/11/16

TOBをかけられた老舗糊会社スナマチのピンチを救う新人・丸橋の奮闘。

営業課新人の丸橋啓太は、先輩に連れられ、開発失敗作のくっつかない接着剤の使い道を考えることに。

このプロジェクトがうまくいかないと、大手企業のスリーマークからのTOBを防げない。

啓太は何か開発のヒントが思い浮かびそうなのだが。。。

警察小説や格闘小説が有名な作者にしては珍しい企業小説。
重厚感はありませんが、さくっと読めて、読後感も良かったです。

2018/10/09

老舗糊メーカーの危機。新規商品開発プロジェクトは失敗し外資系大手から葉敵対的TOBを仕掛けられる。なんとなく就職してしまった新入社員の丸橋啓太は先輩社員に必死でついていきながら打開策に貢献しようと奮闘しいつしか仕事のやりがいを見つけ…。今野敏といえば警察小説のイメージだったがこんな軽い企業モノも描いているんだと知る。ストーリー自体は途中で先読みできるが気持ちよく読み進められる。