プロジェクトマネジメント・ツールボックス

ドラガンミロセビッチ【著】, PMI東京支部【監訳】

• 販売会社／発売会社: 鹿島出版会/鹿島出版会
• 発売年月日: 2007/03/10
• JAN: 9784306011465

商品レビュー

2020/11/29

これは買って良かった。
プロジェクトの始まりから終わりまでに対応するツールやそのツールを通じて管理すべきことについてが記載してある。

自分の場合だと、プロジェクトの定義フェーズや実行フェーズに関連した記述がとても役に立った。

また、プロジェクト後の振り返りにEVMを使うなど、言われてみるとそうだなと気づきになる点も多かった。
推定の所要時間が書いてある点も気に入っていて、自分が普段かけている時間はひょっとするとかけすぎなのかもしれない、ということも思い直すきっかけになった。

このツールボックスのどれを適用すべきかが末尾に、プロジェクトのタイプや規模などに合わせて例示されているので、それも参考になる。

リファレンス的に読む意味だと、その、どれに適用すべきか、を末尾ではなく先に示した方が、読者としてはより自分に関係の深い箇所に集中した読み方ができたのかなーとは思う。

2018/12/24

特に興味があった記事は、プロジェクトコントロールにおけるマイルストーン予測である。
進捗会議の目的は、まさにマイルストーン予測のためであり、それに有益な情報をアクティビティの責任者から収集するのである。アクティビティの責任者は予測のために実際の状態、差異、課題と、今後さらにマイルストーンから逸脱するリスクを洗い出す。その上でマイルストーンの完了予定を出す。さらに、現場にて重複可能なアクティビティを探すなど、予測を確実にするための検討がさらになされる。
特にリスクに対する検討が漏れがちになるので、要注意と感じました。

2015/10/26

技術経営戦略学専攻で開講されているモダンPMの授業を取っていない学生でも、その必要性の高まりと親しみやすいプロジェクトマネジメントツールの普及などからプロジェクトマネジメントの手法に興味を持つ場合が増えているのでPMBOKベースの本書を発注した。本書はWBSやEVMといった代表的な手法の解説に留まらずプロジェクトの選定からサマリーの作成まで多くの手法を網羅的にカバーしている貴重な一冊である。(技術経営戦略学専攻)

配架場所:工3号館図書室
請求記号:336:Mi28

◆東京大学附属図書館の所蔵情報はこちら
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2003278016&opkey=B147995487721814&start=1&totalnum=1&listnum=0&place=&list_disp=20&list_sort=6&cmode=0&chk_st=0&check=0