ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと

トーマスマーク, ロバータゲイリー, トムマイルズ【著】, 小野ひとみ【監訳】, 古屋晋一【訳】

• 販売会社／発売会社: 春秋社/春秋社
• 発売年月日: 2006/12/10
• JAN: 9784393935057

商品レビュー

2025/01/12

大人になってからピアノをはじめて、もはや感覚で何かを覚えられる年でもないので姿勢について一通り理論から入ろうと読みました。
自分の姿勢というか、骨骼や筋肉など体の構造について解像度が粗かったと気付かされました。とはいえ、普段から姿勢の悪い自分はすぐに改善できるものでもなく、自分が間違っていることは分かるが正解も分からないという現状。ピアノの上において何度も読み返そうと思います。

2023/11/23

何が原因かわからないがギターが弾けなくなった。。そんな時に見つけて読み始めたのだが、自分が自分のからだの仕組みをよくわかっていないことがよくわかった。未だに解決できたわけではないが、読みながら試みると理解も進むし確かに改善する。ただ、確かに以前(問題がなかったとき)にパラパラ見て、「自分には必要ないな」と思ったのよね。こういう予防的な知識ってそういうところが難しい… ギター版出ないかな。

2023/01/09

読むのに一か月以上もかかった。
あとがきに、訳者の古屋さんが一読して理解できるようなものではないといった旨のことを書いていたが、実際その通りだと思う。
自分の体に落とし込んでいくには、きちんと指導を受けたり、誰かに見てもらったりしないといけないだろう。

私の場合、書いてあることの多くは、普段ピアノの先生からいただくご指摘と符合していた。
今の先生についていけば、大丈夫ということかもしれない。
ただ、こういうわざを伝えることばは、同じ趣旨でも表現次第で腑に落ちたり、そうでなかったりすることがある。
違う人の言葉で読むことの意味もあったと思う。

自分にとって特に意義があると思ったのは次の内容。
・小指主導の動き
・肩・肘との連動性
・指を広げる動きと持ち上げる動きは同時にできないこと＝オクターブは中手骨から開く意識を持つこと

また、先生から教えていただいていない内容としては、空間のマッピングのことだった。
まあ、発表会なんかに出るなら、この話もそのうち出てくるのかもしれない。