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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | アノニマスタジオ/KTC中央出版 |
発売年月日 | 2007/06/01 |
JAN | 9784877586508 |
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商品レビュー
4.1
10件のお客様レビュー
今回も癒やされた。心がゆっくりほぐれる感覚。 別の本だけど、「お粥みたいな本」という表現をされている方がいて、素敵な感想だなぁと思ったことがあったけど、この本も正にそんな感じ。 「日々ごはん」を読むと、ごはんと漬物と味噌汁が食べたくなる。素朴で、身体に優しいものが並べられている食...
今回も癒やされた。心がゆっくりほぐれる感覚。 別の本だけど、「お粥みたいな本」という表現をされている方がいて、素敵な感想だなぁと思ったことがあったけど、この本も正にそんな感じ。 「日々ごはん」を読むと、ごはんと漬物と味噌汁が食べたくなる。素朴で、身体に優しいものが並べられている食卓のイメージ。
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前巻を読んだのがなんと2年前だった!!でも、この本が日常になっているからなのか、久しぶりに手に取っても懐かしい感じがしない。いつも、そばに寄り添っていてくれているような、温かい本。あとがきのスノードームのエピソードがすばらしすぎて、このひとはほんとに、なんてひとなんだろう、とただ...
前巻を読んだのがなんと2年前だった!!でも、この本が日常になっているからなのか、久しぶりに手に取っても懐かしい感じがしない。いつも、そばに寄り添っていてくれているような、温かい本。あとがきのスノードームのエピソードがすばらしすぎて、このひとはほんとに、なんてひとなんだろう、とただただ圧倒される。いつもそう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
昨夜、タカシ君をインタビューした時のテープをまた聞いたのだけど、ふたりの会話を聞いていて、(私って、ずれてるかも)というのを確認した。何度も同じ質問をしていたり、盛り上がっているタイミングにずれたことを言って、話の腰を折ったりもしている。本人はツッコミのつもりなんだけど、ぜんぜんそうなってない。相手の話がいちどに頭に入らないみたいで、自分の納得がいくまで、しつこく聞き返したりもしている。マイペースはいいのだけど、脳みその容量が少ないのと、思いこみが激しいのと、感覚的なのが合わさってそうなるのだろうか。とくに、酔っぱらうとその傾向が強くなるみたい。最近、スイセイに怒られていた事をやっと自覚した。うーん。やばいな、私って。今まで皆、そういうことを温かく見守ってくれてたんだな。こんど、そうなりそうになったら、ぐっと反省の気持ちに立ち戻ってみることにしよう。 帰ってからまたシャワー。パリパリに乾いた洗濯物をたたみながら、外があまりに綺麗なので、ベランダに出る。イスを出し、缶ビールを飲みながら、ゆっくりと暮れゆく空を眺める。 この家に来てから、ここでの暮らしのことをどうも何かに似ているとずっと思っていたのだけど、それは山小屋だった。昔、私は夏休みになると、住み込みで山小屋のアルバイトをしていた。周りがぜんぶ自然で、あんまり人を見かけない感じとか、知らない鳥の鳴き声がいろいろ聞こえたりとか。広い台所で、窓からの景色を眺めながら冷たい水で洗いものをする感じとか。時間の流れが、頭で思っているのの4倍くらいにゆっくりな感じとか。ふだん東京で喋っていることが、すごく小さいような、神経質なような、馬鹿らしいような話に思えてしまうこととか。ここでは、目の前のことをよく観察して、思ったまんまの言葉で喋る。仕事のややこしい話や、誰かの悪口とか不満とか、もしも話したらその口が腐ってしまうような感じがするから、誰も喋らないし、思いつきもしない。 渋谷まわりで吉祥寺に帰ってきました。くたびれてはいるけれど、スイセイも私も、心の中にポッと灯火がついている。アムとカトキチとコロがいるっていうことが、それだけで嬉しい。飛行機で2時間だし、あっという間に着いてしまったけど、でも本当はものすごく遠いところに行ってきたのだ。同じ空の下とは思えない、遥か遠くの森と動物たちの世界に。なんか、原始時代から帰ってきたみたい。でも、2時間なんだから、行きたくなったらまたすぐに行けるんだからな、とも思ったり。 玄関を開けてくれたスイセイのことが、もう懐かしいような感じ。たった一晩離れていただけなのに、いくら実家に帰って母や兄姉に会っていても、私の家族はスイセイだから。ものすごく肌質が合った泉に、やっと帰ってきたみたい。
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