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横溝正史自選集(1) 本陣殺人事件/蝶々殺人事件
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横溝正史自選集(1) 本陣殺人事件/蝶々殺人事件

横溝正史【著】

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横溝正史自選集(1) 本陣殺人事件/蝶々殺人事件

定価 ¥2,200

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 出版芸術社/出版芸術社
発売年月日 2006/12/10
JAN 9784882933083

横溝正史自選集(1)

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商品レビュー

3.4

18件のお客様レビュー

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2025/02/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「本陣殺人事件」 先に映画を見ていたので、あまり迷わず読めた。そうじゃないと、トリックの想像がしづらかった気がする。 犯人の異常性についてもうちょっと知りたかったな。トリックありき。そりゃそうだが。 最後さらっと登場人物達の行く末や死が描かれる無常さが良い。 映画だと妹のあの子の葬式から始まってたが、原作ではそうでもなく。でも雰囲気は良い。 「蝶々殺人事件」 結局蝶々って蝶々夫人から?マダムバタフライ? トリックというかアリバイの話で面白かった。 横溝正史はほぼ同時期に書いてたらしくてすごい。

Posted by ブクログ

2024/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

横溝正史作品集。 金田一耕助初登場編と由利麟太郎シリーズ。 両作品は雰囲気も全く違ってて面白かった。これを同時に書いてたのは驚く。 横溝正史のイメージは本陣殺人事件みたいなおどろおどろしい話っていうのが強かったけど印象変わった。 蝶々殺人事件の読者への挑戦状みたいなのもやってたんだ。 昔の作品だから見慣れない言葉だったり漢字が多かったけど段々読む手が止まらなくなった。 ガッツリ色んな作品の名前でてきてそっちも読みたくなる笑

Posted by ブクログ

2024/08/31

「本陣殺人事件」★★★☆☆ 昭和12年、岡山県の村で本陣(※)の末裔である一柳家の長男•腎蔵と女学校教師•久保克子の婚礼が行われることとなった。克子は小作人の娘のため、家柄にこだわる一柳一族は反対したが、腎蔵はそれを押し切って婚礼の儀を挙行することに。 その前々日、村の飯屋に男...

「本陣殺人事件」★★★☆☆ 昭和12年、岡山県の村で本陣(※)の末裔である一柳家の長男•腎蔵と女学校教師•久保克子の婚礼が行われることとなった。克子は小作人の娘のため、家柄にこだわる一柳一族は反対したが、腎蔵はそれを押し切って婚礼の儀を挙行することに。 その前々日、村の飯屋に男が訪れ一柳家の場所を尋ねる。男の頬には深い傷があり、右手の指は3本しかなかった。婚礼の儀は無事に済んだが、その夜、新郎新婦が過ごす離家で密室殺人事件が起こる… (※)本陣とは、参勤交代の大名が上り下りの道中で宿泊することになっている宿舎 密室トリックは、文章だけだと難解で突っ込みどころがあるものの、極めてアクロバティック。“密室作家”ディクスン•カーに挑まんとする野心がひしひしと感じられる。犯人の意外性を生むためのミスリードも巧み。動機は狂気の沙汰ではないが、この時代ならさもありなんか。金田一耕助初登場作品。 《金田一耕助シリーズ(長編)》 1.本陣殺人事件 2.獄門島 3.夜歩く 4.八つ墓 5.死仮面 6.犬神家の一族 7.女王蜂 8.悪魔が来たりて笛を吹く 9.不死蝶 10.幽霊男 11.迷路の花嫁 12.三つ首塔 13.吸血蛾 14.死神の矢 15.魔女の暦 16.迷路荘の惨劇 17.悪魔の手毬唄 18.壺中美人 19.支那扇の女 20.扇の影の女 21.スペードの女王 22.悪魔の寵児 23.黒と白 24.悪魔の百唇譜 25.仮面舞踏会 26.夜の黒豹 27.病院坂の首縊りの家 28.悪霊島 「蝶々殺人事件」★★★★☆ ソプラノ歌手の原さくらが、「蝶々夫人」の大阪公演を前に突然姿を消した。数日後、さくらの死体が楽団員のコンドラバス・ケースの中から発見される。死亡時刻は前日の晩、ケースは昨夜東京から送られたものだった。果たして誰が何のために…? かつて警視庁捜査課長だった由利麟太郎と新聞記者の三津木俊助のコンビが活躍する《由利麟太郎シリーズ》。 大掛かりな死体移動トリックは、クロフツ「樽」に影響を受け、鮎川哲也「黒いトランク」へ影響を与えている。第二の殺人のアリバイトリックは、破天荒過ぎて笑える。読者への挑戦状付きで、当時懸賞金付で“犯人当て”の応募を行ったものの、満足する解答は一通も得られなかったとのこと。 犯行トリックとは別な点でも意外な人間関係が隠されており、また全体的にユーモラスな雰囲気で「本陣殺人事件」よりはこちらの方が好みだった。 《由利麟太郎シリーズ(長編)》 1. 白蝋変化 2.真珠郎 3.夜光虫 4.幻の女 5.双仮面 6.仮面劇場 7.蝶々殺人事件 「本陣殺人事件」「蝶々殺人事件」共に書かれたのは昭和21年、太平洋戦争が終わった翌年である。戦時中圧殺された探偵小説を世に出すことに飢えていた作者が、“トリックの鬼”と化してささげた熱い情熱が漲る。

Posted by ブクログ

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