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治療島
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 柏書房/柏書房 |
発売年月日 | 2007/07/05 |
JAN | 9784760131679 |
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治療島
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商品レビュー
3.5
48件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
これがデビュー作品とは!なんともこなれた文章に洗練された構成。すごいなーと思いながら読む。 ただ、私がこの作家さんを知ったのがまさに先週くらいで、しかも2023年の翻訳作品だったのでね…それに比べるともちろん、すごいんだけど複雑さにしたら半分くらい、と言ったところだったので、★3つか、あまあま判定で4つ!と言う気持ちになったのは許してもらいたい。 途中まではもう、ああこれ、シャッターアイランド的な…なんて思ってしまったのが、最後にガタン、とひっくり返ったのはちょっと嬉しかった。ただしそこは、いやあの、父親に連絡なしってのは無理ないですか?いくらなんでも12歳だったらそこそこ分別もあるし、マスコミが写真撮ったら一発で終わりなのでは、とか、納得はしがたかったけど。 でも、デビュー作がこれなら、延長線上の座席ナンバーのあの面白さは約束されたものだったのかも。うん、出来るだけこれからは、発表順に読んでいこう。楽しみ。
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療島 めずらしいドイツ作家のサイコスリラーです。ドイツの作家といえば、ギュンター・グラスやミヒャエル・エンデぐらいしか思い出せないですが、フィツェック氏はドイツ版のマイケル・クライトンといった感じでしょうか。 元々放送作家の方のようなので、映像化が前提にあるような文章です。ハリウッドのサイコスリラーがお好きな方は気に入るのではないかと思います。 物語は、著名な精神科医の娘が謎の病気にかかった末に失踪し、その謎を精神科医が解いていくというものです。嵐の孤島で娘の失踪に何らかの関係がありそうな幻覚の治療を依頼して来るアンナと名乗る美女。アンナや島の人たちの不可解な行動。誰が敵で誰が味方なのか? ここまでは普通のサイコスリラーなのですが、その結末の捻りがとても予想外で楽しませてもらいました。 これが、処女作のようなので、今後も期待したいと思います。 でも、ハリウッド映画のように、映画館から出たらすぐに忘れてしまいそうな軽さではありますが。。。 竹蔵
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話題になってしばらくして読んだ。そのためか、ひねりの効いたトリックなのだが、あまりピント来なかったのを思い出す。ただ、折り目の正しい作品であることは、確かである。あとから、エーリッヒを読んだせいか、読み手の期待する物差しのようなものがかわったのだ。 目撃者も、てがかりも、そして死...
話題になってしばらくして読んだ。そのためか、ひねりの効いたトリックなのだが、あまりピント来なかったのを思い出す。ただ、折り目の正しい作品であることは、確かである。あとから、エーリッヒを読んだせいか、読み手の期待する物差しのようなものがかわったのだ。 目撃者も、てがかりも、そして死体もない。著名な精神科医ヴィクトルの愛娘(ヨーズィ)が、目の前から姿を消した。死に物狂いで捜索するヴィクトル、しかし娘の行方はようとしてしれなかった。4四年後、小さな島の別荘に引きこもっていた彼のもとへ、アンナと名乗る謎の女性が訪ねてくる。自らを統合失調症だといい、治療を求めて妄想を語りはじめるアンナ。それは、娘に良く似た少女が、親の前から姿を隠す物語だつた。(裏カバー作品紹介から)
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