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クロモフォビア 色彩をめぐる思索と冒険
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クロモフォビア 色彩をめぐる思索と冒険

デイヴィッドバチェラー【著】, 田中裕介【訳】

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クロモフォビア 色彩をめぐる思索と冒険

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青土社/青土社
発売年月日 2007/07/20
JAN 9784791763498

クロモフォビア

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商品レビュー

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2011/04/13

ずっと積ん読にしていた本であったのだが、読んでみたらとても面白かった。もっと早く読めば良かったと後悔。アカデミックな論文というより、文献や映像資料を渉猟した、色彩に関するエッセイという感じ。訳者も「エステティック・エッセイ」と呼ぶべきものではないかと言っている。実際、著者は学者で...

ずっと積ん読にしていた本であったのだが、読んでみたらとても面白かった。もっと早く読めば良かったと後悔。アカデミックな論文というより、文献や映像資料を渉猟した、色彩に関するエッセイという感じ。訳者も「エステティック・エッセイ」と呼ぶべきものではないかと言っている。実際、著者は学者ではなく造形作家だとのこと。 本書のタイトルとなっている「クロモフォビア」とは色彩嫌悪症という意味。西洋における色彩嫌悪、さらにその反転である色彩愛好が、美術だけでなく文学や映画も含めた様々な資料を通して軽やかに描き出されていく。本書を読み進めていくと、日本に住む我々にとって西洋における色彩嫌悪の根強さには驚かされることも多い。実際、色彩は東洋と結び付けて考えられる場合が多いという。色彩嫌悪という観点は、忘れられがちではあるものの、西洋美術を理解する際に欠かすことができない重要な要素であるのは間違いないだろうし、『クロモフォビア』はそれを理解するのに大いに資する著作であるだろう。

Posted by ブクログ