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国際シンポジウム 溝口健二 没後50年「MIZOGUCHI 2006」の記録 朝日選書822
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国際シンポジウム 溝口健二 没後50年「MIZOGUCHI 2006」の記録 朝日選書822

蓮實重彦, 山根貞男【編著】

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国際シンポジウム 溝口健二 没後50年「MIZOGUCHI 2006」の記録 朝日選書822

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞社/朝日新聞社
発売年月日 2007/05/10
JAN 9784022599223

国際シンポジウム 溝口健二

¥1,375

商品レビュー

3

2件のお客様レビュー

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2021/04/14

「三丁目の夕日」の三浦友和のシーンが、「雨月物語」の森雅之から影響を受けているとの蓮實先生の指摘はさすが。監督も簡単には認めないだろうが、無意識の意識があったとか。 兵役中のビクトル・エリセの門限破りの逸話がまさに現代では失われた珠玉の映画との遭遇経験だと思った。

Posted by ブクログ

2010/09/15

 人が虚心坦懐に、ある作り手を賞讃するという行為は何と、それを読む読み手を快くさせてくれるのだろうか。それは、おととしに刊行された『現代映画講義』(青土社)の書評を頼まれたときにも書いたことがあるが、批評の基本そのものである。  そんなことは当たり前ではないか、という声が聞こえ...

 人が虚心坦懐に、ある作り手を賞讃するという行為は何と、それを読む読み手を快くさせてくれるのだろうか。それは、おととしに刊行された『現代映画講義』(青土社)の書評を頼まれたときにも書いたことがあるが、批評の基本そのものである。  そんなことは当たり前ではないか、という声が聞こえてくるようだが、賞讃とはそれほど容易な行為ではなく、それ相応の実力というものが必要だ。『現代映画講義』のパネラー出席者たちの言動には、それ自体に賞讃という行為の模範的な虚心坦懐さというものが見いだせた。  その点で本書『国際シンポジウム溝口健二~』(朝日新聞社刊)は、『現代映画講義』の大部分の発言より質という点で少し劣るかもしれない。だが、私が読んだ限りの判断ではあるが、さすが阿部和重の語る溝口評は、口頭でなされたものとしては一等地を抜け、他の発言者の質を圧倒している。流石と言わなければならない。もちろん、ビクトル・エリセの個人体験談はちょっと誰も近寄れない輝きを放っているが、阿部発言はそうした特権性をまったく駆使していない点が素晴らしい。  とはいえ、山崎貴、井口奈己といった新進作家たちも、その場に立てばそれなりに堂に入った言葉を紡いでしまうのだから、作り手たちというものは、やはり見上げたものだ。 シンポジウム出席者の氏名:蓮實重彦/山根貞男/阿部和重/井口奈己/山崎貴/田中徳三/ジャン・ドゥーシェ/ビクトル・エリセ/賈樟柯(ジャ・ジャンクー)/香川京子/若尾文子

Posted by ブクログ

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