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アレクサンドリア四重奏(1) ジュスティーヌ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社/河出書房新社 |
発売年月日 | 2007/03/30 |
JAN | 9784309623016 |
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アレクサンドリア四重奏(1)
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商品レビュー
4.3
6件のお客様レビュー
風邪で寝こんでいる間に、ふだんあまり読みつけないようなものを読んでみた。 退廃的な植民都市のお話し。あふれかえる比喩や、長まわしの独白には辟易としたが、「ああ、小説を読んだ」という手ごたえはのこった。
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三島由紀夫が、「20世紀最高傑作の一つであり、優にプルースト、トーマス・マンに匹敵する」といって絶賛したことで有名な作品。本当にそこまですごい作品かはわからないけど、三島の「豊饒の海」の4部作は、この4部作に影響を受けている可能性はありそう。 この4部作は、アインシュタインの相...
三島由紀夫が、「20世紀最高傑作の一つであり、優にプルースト、トーマス・マンに匹敵する」といって絶賛したことで有名な作品。本当にそこまですごい作品かはわからないけど、三島の「豊饒の海」の4部作は、この4部作に影響を受けている可能性はありそう。 この4部作は、アインシュタインの相対性理論の4次元の概念を踏まえた(?)複雑な構成になっている。 第1部は1人称の話者によるロマンティックな恋愛小説で、ここは比較的シンプルなのだが、話者は過去の出来事を再構成しながら、書くという形になっていて、話は時系列どおりには進まない。 第2部では、この第1部の物語が他の人物の観察から再構成されていく。第一部のロマンティックで絢爛豪華?な文体は退潮し、より現実主義的でシニカルなものに変化する。 第3部では、同じ物語を3人称で過去からの流れも含めて語る話しとなり、ちょっとミステリー小説みたいな感じになる。第3部が一番客観的なもので、もっとも全体的な視点からの物語ではあるが、それでもどの視点が絶対に正しいというわけではない一種の「藪の中」な話。 そして、第4部で初めて物語の時間は前にすすみ、第1〜3部のその後となる。ここで話者がふたたび一人称で語り始めて、第1巻のロマンティックな文体がある程度戻ってくる。が、ここでも違う作家の日記の引用が入り、全く違う視点と文体が入り込んでくる。 前回読んだときも印象的だった最後の一文に今回はより深い感慨があった。 この小説は、30年以上前に読んでいたのだが、今回、2007年の新訳で読み直して、ほとんど内容を覚えていないことを発見した。で、わたしがこれを読み返したかったのは、結局のところ第1部のロマンティックな物語だったんだな〜と思った。 が、わたしもこの30年で成長したようで、1部のロマンティックな物語ややや甘い感じがして、2部以降の展開が面白かったな。 ちなみにこの訳は、高松さんが40年ぶりに改訳したもの。 訳者あとがきの回顧も楽しい。 初訳の編集担当だった坂本一亀との関係で、「50年毎の初夏の日差しの明るい日曜日に、窓を開け放って仕事をしていると、同じ沿線の2駅ほど離れた町に住む坂本が自転車で訪ねてきた。散歩の途中だと言っていたが、心配になって様子をみにきたということもあったのだろう。後ろの台に5、6歳くらいの男の子が乗っかっていた。その子供が長じていまをときめく音楽家になったのかどうか。」 あ〜、坂本龍一の父親は編集者だったんだよな〜。たしか。
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三島由紀夫が、ダレルを称して「プルーストに匹敵する」と云ったそうだが、洗練された表現が三島好みの内容ではないかと感じた。三島の「愛の渇き」はこの第一作をモチーフにしているのではないだろうか。深い愛情を注ぎながら喪失感を覚えざるを得ない登場人物達のやるせない雰囲気が描かれていると思...
三島由紀夫が、ダレルを称して「プルーストに匹敵する」と云ったそうだが、洗練された表現が三島好みの内容ではないかと感じた。三島の「愛の渇き」はこの第一作をモチーフにしているのではないだろうか。深い愛情を注ぎながら喪失感を覚えざるを得ない登場人物達のやるせない雰囲気が描かれていると思う。
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