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ベルリン1945
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 理論社/理論社 |
発売年月日 | 2007/02/01 |
JAN | 9784652077993 |
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ベルリン1945
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商品レビュー
4.5
9件のお客様レビュー
東からソビエト軍が迫り、西からわ米英軍が迫る大戦末期のベルリン。労働者階級のゲープハルト家の孫娘のエンネの眼から見た敗戦直前と直後のベルリン。米英軍の空襲にベルリンの市街は廃墟となった。そしてソビエト軍がやってくる。ナチに賛同していた人が一転としてソビエト軍にすりよる。人間の汚く...
東からソビエト軍が迫り、西からわ米英軍が迫る大戦末期のベルリン。労働者階級のゲープハルト家の孫娘のエンネの眼から見た敗戦直前と直後のベルリン。米英軍の空襲にベルリンの市街は廃墟となった。そしてソビエト軍がやってくる。ナチに賛同していた人が一転としてソビエト軍にすりよる。人間の汚く嫌な面をいやというほど見た。自由の為に戦って強制収容所に入れられたエンネの父のヘレ(ヘルムート)は12年に及ぶ収容所生活からようやく解放されてアッカー通り37番地に戻ってきた。しかし実際にいままで見たことのない父親をお父さんと思えるのかと悩むエンネ。
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そうか、こんなふうに終わるのか・・・なかなか希望は見えないけれど、でも、戦争のない初めての春、春は希望。それが少女が主人公の1945かな。まだまだベルリンの試練は続くことを知っている私達にも、ちゃんと生きて自分の頭で物事を考えて、自分で責任を取る大人になることを教えてくれる。ハイナーの最後は悲しかったな、違う未来はなかっただろうか。マルタがね、最後まで和解はできないのだけれど、でも、両親や減れとも行き交う関係になっていくところが、とても、家族らしい、絵空事ではないものを感じさせてくれてほんのりした。
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1945年。ドイツが戦争を始めて6年目。ソ連軍、英米連合軍が迫るベルリン市内には尚、250万人の人々が生きていた。日夜空襲を受け、市街地の大部分を破壊され、それでもナチ政権は断固抗戦を唱えた──。 ベルリンのヴェディンク地区、アッカー通りのアパートで祖父母のルディとマリーによっ...
1945年。ドイツが戦争を始めて6年目。ソ連軍、英米連合軍が迫るベルリン市内には尚、250万人の人々が生きていた。日夜空襲を受け、市街地の大部分を破壊され、それでもナチ政権は断固抗戦を唱えた──。 ベルリンのヴェディンク地区、アッカー通りのアパートで祖父母のルディとマリーによって育てられたエンネは12歳になっていた。 米英軍の空襲とソ連軍との市街戦から逃げ惑い、何よりナチに支配された日々は5月7日、ドイツの無条件降伏・ベルリン陥落によって終わりを告げ、そして、強制収容所から父親ヘレが生還する。 遠くへ去ったまま還ってこない人々。ファシズムに抵抗し殺された家族。戦後の混乱の中で出会う不幸。自由だけど孤独な子どもたち。支配され、蹂躙され、破壊され、失ったものはあまりに多く、取り戻せるものは少なすぎた。しかし、希望を失っては生きてなど行けない。 12年間の空白を越えて、エンネとヘレは瓦礫と廃墟の町、その空に、ピンク色の凧を飛ばす。 それは、彼女が生まれて初めて見たベルリンの、本当の春だった……。 共産主義者を貫いたヘレ。ナチへの抵抗運動に身を投じたハンスと恋人ミーツェ。豊かな生活を望み、突撃隊員と結婚したマルタ。成人し、出征したムルケル。過酷な時代を生きるゲープハルト家三代に渡る人々を軸に描いた「転換期三部作」完結編。原題は「はじめての春」。 1919年のドイツ革命から第二次世界大戦の終わりまでを描く「転換期三部作」ゲープハルト家の物語はこれで終わりですが、ドイツはこの後東西分裂し、その象徴であるベルリンの壁が崩壊して1990年に再び統一国家となるまでに、更に長い時間を要するのです。
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