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ナージャの村
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ナージャの村

本橋成一【写真】

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ナージャの村

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 冬青社/冬青社
発売年月日 2007/05/25
JAN 9784887730717

ナージャの村

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2011/09/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本作の舞台は、チェルノブイリ原発事故に見舞われたベラルーシ共和国チェチェルスク地区ドゥヂチ村です。 今だからこそ、どうしても手に取って頂きたい1冊としてご紹介します。 東日本大震災を受けて、多くの方が東北各地に、そして福島に、思いを馳せておられることと思います。 「逃げろ」という言葉は、一体どういうことを意味するのでしょう? この作品では・・・ 現在も当たり前のように暮らし、生きている、人々の営みが、当人の言葉とともにまとめられています。 語弊を恐れずに記すと、悲しみの大地に生き続ける人たちの姿は、私にとってとても輝かしく見えました。 写真を補完するための言葉ではありません。一枚一枚の写真が物語り、そして何度も反芻するように頭を巡り続ける一説を、本文より少し引用します。 " 悲しみの大地、と人は呼ぶが、  ここで暮らしている人々のことは知らない。(略)  問題は放射能ではなく、いのちのことなのに。  いのちとつながっている、ふるさとのことなのに。  そんなことは誰もいわない。  ただ、危険だから逃げろ、という。(略)  美しい藍色の空は広がり、落ち葉が舞う。  なにも変わらない、わたしのふるさとだ。(略)  この大地にいのちを葬りたい、という気持ちを、  誰も知らない。(略)  ここが、わたしのふるさとなのに・・・。" 理論的に被爆を捉えることは多くの方が出来ると思います。だからこそ、当事者こそが持ちうる強い思いがベージをめくるごとに表れて、日常をとらえたモノクロ写真たちが、それを雄弁に語ります。 にじみ出る郷愁を、この地を離れることで失ってしまうものを、"あぁ、そういうことなんだ" と、どうか感じて頂けたら。 そう思います。

Posted by ブクログ

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