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夜の明けるまで 深川澪通り木戸番小屋 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社/講談社 |
発売年月日 | 2007/06/14 |
JAN | 9784062757706 |
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商品レビュー
3.6
9件のお客様レビュー
木戸番小屋の夫婦お捨と笑兵衛。澪通りの長屋の住人たちの人生に寄り添う。二人にあった人の人生にいつも消えない燈になる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
安心安定の「深川澪通り木戸番小屋」シリーズである。笑兵衛、お捨の木戸番夫婦とともに江戸市井の出来事を観て泣いて笑って、質素ながらも堅実な生活の幸せを何度も噛み締める。このシリーズは、それをしっかり味わえたら十分満足。 この作品に登場する色んな背景を背負って懸命に生きている人々に比べたら、なんとも安穏とした日々を送っている俺だが、それだけに、刺激とか物欲とかを欲さず、退屈だと愚痴を思わず、日々の安穏を感謝して生きていきたいなと思うのである。 収録されている作品「女のしごと」の登場人物おもよが、日当たりが良い日に洗濯モノが乾くと喜び、忙しい仕事の合間に貸本を読んで、月明りを浴びてちょいと寝酒をする生活を「極楽ではないか」とひとりごちる… 感謝をもって暮すことが幸せなのだと、とある自己啓発書に書いてあった。まさにこの境地なんだろうなと思う。
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深川、澪通り木戸番小屋 シリーズ 木戸番小屋に棲む心優しい夫婦に、心に痛みを抱えている者たちが、訪れる8話からなる物語。 4冊目になるのだが、現代に通じる問題もある。 「女仕事」家事と子育て、舅姑の世話等で、親にかまってもらえなかったを、友人の手伝いをして、女の仕事とは、、、 お...
深川、澪通り木戸番小屋 シリーズ 木戸番小屋に棲む心優しい夫婦に、心に痛みを抱えている者たちが、訪れる8話からなる物語。 4冊目になるのだが、現代に通じる問題もある。 「女仕事」家事と子育て、舅姑の世話等で、親にかまってもらえなかったを、友人の手伝いをして、女の仕事とは、、、 おもよは、親の大変だったことも理解できた。 「初恋」武士の娘 おしずは、親類の者の借金で、嫁に行かされたが、肩身の狭い思いをしていた。 鼻緒をすげて貰った年松と一緒に澪通りの長屋にやって来るのだが、労咳に罹っていた。 「こぼれ落ちた水」近江屋の亭主が、お京の世話をしようとするのだが、亭主の後をつけた、お加代は、自分が、亭主から、文句のつけようがないのだが、物足りなくなっていたことに気が付くのである。 元のさやにおさまった。 「いのち」火事の中 命を救ってくれた若武士を死なせてしまたのに、老婆が、生き残ってしまった。 自分は死を望んでいたのにと、嘆くのである。 「夜の明けるまで」バツイチ 子持ちの おいとは、交際相手の太九郎と、再婚しようかと思っていたのだが、、、、病気で、他の女の人に面倒を見てもらっていることを聞いて、拗ねていた。 舅とのことで、人を信じられなくなっていたのである。 「絆」事業に失敗し、家族とも離散した老人駒右衛門は、娘に再会するのだが、悪い男と引っ付いていて、家作を取ろうと企てていた。 「奈落の底」世間を恨んでいる おたつと善良な三郎助が、犯罪すれすれで、オチが、面白い。 「ぐず」15年も待って、お互いの思いを確かめあった2人。 江戸の時代の厳格な武士世界を背景に、町民たちの日々こもごもの日常生活。 嫁姑問題、家族の絆、等、今の時代と変わらない悩み事である。 しかし、その人たちに、積極的に手を差し伸べるのでなく、アドバイスすることも少ない。 笑顔で迎え、目の前にいる人の苦労悩みを、理解しようとしてくれる木戸番小屋夫婦。人情とは、金品を与えたり、心配を取り除くことに駆け回ることだけでない。 他人への信頼、情熱、愛情を注ぐことで、甘やかしていてはだめなのであると、、、、、。
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