組み込みソフトウェアの設計&検証 割り込み動作からRTOSを使った設計、ツールによる動作検証まで TECH 1「Embedded Software」

藤倉俊幸【著】

• 販売会社／発売会社: CQ出版/CQ出版
• 発売年月日: 2006/09/01
• JAN: 9784789833448

商品レビュー

2019/03/10

30分ほど流し読みした。文章構造や言葉遣いがエッセイ風で読みづらい。
全体的に得るものは少なかったが、以下は知らなかった点で、覚えておきたい。
(1) LTSAというモデル検査ツールがある。SPINより記述力が低いが、必要最低限の機能に絞られていて初心者でも扱いやすいという側面もある。
(2) ステートチャートのテキスト表現からPrologで入力系列を網羅的に生成し、テストケースを生成するというアイデアが面白かった。単体試験ではなく、組み合わせ試験のレベル。

2011/06/15

P14に、「想定外を想定する」という大事な技術視点を提示しています。

技術の基本から応用までを見据えた著作になっていあmす。

CPUの割り込み動作の理解が、組み込みソフトウェアの設計の最大の関門だと思っている。
本書は、最初の関門をくぐるのに役立つ。

設計には、検証がつきものだ。
どうやって検証するかを考えないものは設計とは言わない。
そういう基本的な技術がわかるようになるための第１歩に役立つ。

2010/08/07

「Interface」の記事をまとめた本です。
組込みソフトウェアの裾野は広いですが、
実践に近い形で書かれている書籍は少ないため、本書は大変有効です。

第1部は基礎と書かれていますが、
この基礎をきちんと理解しているエンジニアはどれだけいるのでしょうか？
この基礎がしっかり分っていれば、
組込みエンジニアとして優秀だと思います。
知っている人と知らない人では大違いです。

第２部はモデル検査ですが、難しすぎる内容だと考えます。
モデル検査も玉石混合であるため、
もう少し定まってからでもよいと考えます。