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さすらい 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
発売年月日 | 2006/10/28 |
JAN | 9784101327419 |
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さすらい
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商品レビュー
3.9
8件のお客様レビュー
言論を弾圧する国家に…
言論を弾圧する国家になった日本を脱出した男が北欧にたどり着くが。作者の主張は分かりやすいが、なぜ言論を封じるようになったか過程が分からないと止めようがないと思う。
文庫OFF
反政府的な作品を発表…
反政府的な作品を発表したために、国を終われる作家が主人公。言論弾圧がテーマの一書です。自由の意味を問いただす赤川作品としては異色のサスペンスです。
文庫OFF
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
文庫版刊行が2006年、連載は約20年前の作品だが、まさに今の日本人が感じている恐怖が描かれているようであった。 赤川次郎には珍しい、ディストピア小説だが、ウクライナ侵攻が進む2022年現在読むと、明日は我が身感がヤバい。 読みながら、SNSで公開しちゃえばいいじゃん、とか、YouTubeに動画上げちゃえばいいじゃん、と思っていたけど、20年前まだそんな世の中じゃないよ。。。 (mixiとYouTubeはあったかな) 解説を読むと、小泉政権下で著者が感じた不安をメッセージとして発信するために書かれたようだ。 幸いなことに、本作で描かれた状況にまではなっていないが、徐々にその方向に向かっていることは多くの人が感じているだろう。 いつものごとく、回収されない伏線はいくつかあったけど、それもまあ一興……と思えるほど素晴らしい作品でした。
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