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アレンセイ【作】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ほるぷ出版/ほるぷ出版
発売年月日 2007/03/20
JAN 9784593504848

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商品レビュー

4.3

18件のお客様レビュー

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2023/11/29

作者は1937年横浜生まれのアメリカ人。懐かしい紙芝居屋を思い出して描いた絵本。何十年ぶりかで自転車に乗って紙芝居に出るおじいさん。どうなったかな。絵も素敵だ。

Posted by ブクログ

2023/08/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自転車紙芝居を知らない世代ですが、 テレビの登場とともに子ども達が離れてゆくのが切なくて、なんともいえない気持ちになりました。おじいさんのように寂しい思いをした方がたくさんいらっしゃったんだろうな… お金を払えない少年のために、おじいさんがお話を聞かせてあげた時、紙芝居の絵ではなく、少年がおじいさんの顔を見つめていたという場面が、印象に残りました。 この子は普段どんな大人と接していたんだろう、おじいさんが自分のために一生懸命話を聞かせてくれることがどれほど嬉しいことだったんだろう、といろいろ想像されて、しんみり。 最後はまさかの展開で、少し笑ってしまいましたが、夢があって素敵だなと思いました。 自分が子どもの頃近所の駄菓子やさんにいくのが楽しみだったこととか、探検だといって自転車で校区外にいったり、秘密基地をつくったりしたことを思い出しました。 子どもにいつか読み聞かせする時に、自分もわくわくしたエピソードをいろいろ伝えたいなぁ。

Posted by ブクログ

2021/06/25

[江戸川区図書館] 読み聞かせに使うには、読み手の腕と聞き手の"理解力"がやや必要となる本だけれど、ぜひ子供たちに読んであげたい、読んでもらいたい一冊。 この味のある表紙絵。それだけからも分かる昭和の私たちにも既に程遠い(というか恐らく戦前生まれでないとピン...

[江戸川区図書館] 読み聞かせに使うには、読み手の腕と聞き手の"理解力"がやや必要となる本だけれど、ぜひ子供たちに読んであげたい、読んでもらいたい一冊。 この味のある表紙絵。それだけからも分かる昭和の私たちにも既に程遠い(というか恐らく戦前生まれでないとピンとこないのでは?)時代の記憶を、「紙しばい屋さん」というあまりない角度から描いた本。きっと同じ題材でもよくあるのは"読まれた"側の経験談だろう。どのような形でかは読み手次第だけれど、読み聞かせの前後にでも、合間にでも、このやや異例な筆者の経歴も含め、紹介してあげたい。 筆者は6歳まで横浜で育ったものの、16歳で渡(帰)米したアメリカ人。自国で兵役を経て写真家となり、35歳?で初絵本、50から絵本に専念したという。日本で師事した絵画の道をこのような形で私たちに見せてくれたのはとても価値あることだと思う。筆者自身はもちろん紙芝居屋さんではないし、横浜で育ったとはいえ純粋な"非日本人"。それでも実際を知らない世代とはいえ、読んでいて全く違和感を感じさせず、知識でしか知りえない郷愁を思い起こさせてくれるとてもよい本だと思う。 ただ、表紙絵に惹かれ、めくる前に横文字の作者名に気づき、読む前にコンセプトを知ったうえでめくってみても、老人が読み聞かせる現実から昔へのスライドは、やや理解出来ない(状況は理解出来たが、コンセプトが読めずその先の流れと落ち着く先に戸惑った)ものがあったので、これがぶっつけの読みであったら満足のいく紹介は出来なかったと思うし、今もまだ自分なりの提示(紹介)法が見つからない。惜しくも読み聞かせの機会は既に失われているので焦って自分のスタイルを決めなくてもいいのだけれど、それでも"読んで(読み聞かせをして)みたい"と思える本は久しぶり。残念だなぁ。 ささいなことだけれど、この絵本自体の秀逸さとは別に、私自身が本の中で"びっくり"を得たのは、おじいさんが明日は仕事に行くといった後のおばあさんの「お菓子を作りましょう」だった。無意識にお茶菓子だと思っていて、ただその因果関係には多少ひっかかったものの、何かジンクスというか定例的なしかけはあるのかなとほんの少し意識したくらい。まさか、子供らに配るお菓子だったとは!出てくれば納得するけれどやはり"知らない"世代は知らないので思いつけない。そして、お菓子の存在を知っていたとしても手作りだったとは! 他にも本がないかと巻末を見ると、「おじいさんの旅」、「Tree of Cranes」、「Tea with Milk」が自叙伝三部作と紹介されていたけれど、悲しいかな、うち二冊はきっと邦版がないんだろう。なくても原書があればいいけれどきっとないだろうな、、、、とりあえずそのうち「おじいさんの旅」は読んでみよう。

Posted by ブクログ

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