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美獣四姉妹 邪淫の血族 フランス書院文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | フランス書院/フランス書院 |
発売年月日 | 2007/02/10 |
JAN | 9784829614754 |
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美獣四姉妹
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酒造りに打ち込む若者の青春物語
タイトルもサブタイトルも大いに間違っている。邪淫とあるが、決して邪ではない(ちょっと淫らかもしれないが)。そして美しくはあるが全くもって獣などではない。幼馴染み同様に過ごしてきた主人公と酒蔵の四姉妹、特に三女と交わした幼い頃の約束を10年越しに果たす甘酸っぱい青春物語である。まず...
タイトルもサブタイトルも大いに間違っている。邪淫とあるが、決して邪ではない(ちょっと淫らかもしれないが)。そして美しくはあるが全くもって獣などではない。幼馴染み同様に過ごしてきた主人公と酒蔵の四姉妹、特に三女と交わした幼い頃の約束を10年越しに果たす甘酸っぱい青春物語である。まず驚くのは日本酒の製法に関する、あまりにも詳細な記述。いつの間に日本酒の造り方ガイドを読み始めたのだろう、と勘違いするくらい事細かな記述と専門用語の氾濫。作者がよほどのマニアか清酒業界関係者で無ければ書けないレベルの内容である。このテに関心がある諸兄には、これはこれでおすすめできる。この酒造りの工程に沿った形で物語が進行する。四姉妹はそれぞれ33歳、26歳、24歳、19歳で青い果実から熟れ頃まで幅広い(主人公は23歳)。ただ、四女はなかなかのオマセさんなので早熟と言った方が良いかも。冒頭より主人公が次女の風呂の世話(いわゆる三助)をしているところから始まる。この四姉妹は奔放で開放的な次女と四女、お淑やかで奥ゆかしい長女と三女に別れるが、前半は次女や四女との交わりがメイン。幼馴染みの気安さからか主人公の前でも素っ裸で全然平気というあっけらかんとしたシーンが多い。後半に長女とのしっとりとした情交を挟んで、ようやく三女との愛を育む展開へと繋がる。これまでにいろいろと小さな伏線が張られ、主人公と三女の気持ちのすれ違いなどもあり、それらが気になってどんどん読み進めてしまうのだが、ここへきてきっちり回収され、大団円的な5P(実際は主人公&三女と残り三姉妹の百合っぽい絡み)で幕を閉じる。その間にも酒造りでトラブルがあったり主人公に大役が巡ってきたりとドラマは多い。まさに2時間ドラマのような展開で、明るい未来への希望をもって終わる心地よい話ある。
DSK