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駅 ワンツーポケットノベルス
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駅 ワンツーポケットノベルス

森村誠一【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ワンツーマガジン社/ワンツーマガジン社
発売年月日 2007/06/20
JAN 9784862960283

¥110

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2015/08/11

久しぶりの森村誠一ミステリー。 長野から同じ電車に乗り合わせた、中年j男性と二十歳前後の女性。 同じ信州出身ということもあり話をしながら、終点の新宿駅で別れたが、 その出会いがこのミステリー小説の発端となる。 大久保の公園でホームレスが 三人の少年になぶり殺しにされた事件が発...

久しぶりの森村誠一ミステリー。 長野から同じ電車に乗り合わせた、中年j男性と二十歳前後の女性。 同じ信州出身ということもあり話をしながら、終点の新宿駅で別れたが、 その出会いがこのミステリー小説の発端となる。 大久保の公園でホームレスが 三人の少年になぶり殺しにされた事件が発生。 殺害現場に花を添えるデートガールの存在に気が付いた この事件担当の牛尾刑事は、 このデートガールとホームレスの知り合ったきっかけを知る。 そして奇しくもその1年後、デートガールが殺害され、 信州方面へ一人旅に出たまま行方不明になっていた 牛尾刑事の一人息子も、痛ましい姿で発見される。 そのあと、おこった三件の殺人事件で被害者の若者は 大久保ホームレス殺人事件の犯人の少年たちだった。 一連の事件は一つにつながっていくのか。 牛尾刑事は新宿から信州へ向かい、謎解きに挑む。 人通りの絶えない東京・新宿駅を舞台に 行っては戻りの交錯する人生ドラマが描かれていた。 この作品の初刊本は一九八七年という。 ホームレス襲撃事件など、当時の社会問題を生々しく捉え、 大都会の玄関となる新宿駅での 奇妙なめぐり合わせを印象づける作品だった。 『ホームレス殺害事件の犯人は確かに十六歳以下の少年であった。 だが、彼らは「悪党」として十分に「成熟」していた。 それが犯罪者ではなく、病人扱いで、法的処理はすんでいた。』 本文からの引用だが、 このことが、のちのち、大きな事件へと結びついていく。 この作品は、駅をテーマにした人生ドラマに 当時の少年法への憤りも織り込まれた 読み応え十分な切ないミステリー小説だった。

Posted by ブクログ

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