ツギハギ姫と波乗り王子

桜井亜美【著】

• 販売会社／発売会社: 幻冬舎/幻冬舎
• 発売年月日: 2007/01/25
• JAN: 9784344012790

商品レビュー

2024/11/23

依存してしまったが最後。
どうなってしまうのか分かっているというのに、何度も裏切られたと思う出来事が続けば終わりはやってくるだろう。
二度目の幸せを感じてしまったからこそ、一度目の失敗が怖くて同じ結末を迎えないように逃げ出してしまったのだろ。

2016/09/01

人間になりたいツギハギ姫。
ツギハギ姫と一緒にいたい波乗り王子。

人の依存や心の傷は本当に深くて切ない。

2012/10/30

本当の自分は誰にも見せない主人公とそんな主人公にグイグイ踏み込んでくるリク。
夢見がちでオタク気質な絵描きとポジティブで夢を追いかけているサーファーのリクは価値観があまりにも合わないような気がして最初はつきあっているのが不自然に感じた。
それでも日本にいる間はうまくいっていただけに海外に行ってからの二人のすれ違いが見ていてつらい。

全体を通して二人とも性格が嫌いだし、文章中にでてくるアニメや漫画の固有名詞もあからさまな感じがして嫌だけれど（オタクぶっているけど薄っぺらいというか・・）、ハッピーエンドにならなかったことで逆に強く印象に残ったのが良かった。
情だけでは長続きしない。