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井戸の底に落ちた星
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井戸の底に落ちた星

小池昌代【著】

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井戸の底に落ちた星

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房/みすず書房
発売年月日 2006/11/20
JAN 9784622072560

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4

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2022/06/30
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※このレビューにはネタバレを含みます

目次 ・本のなかをぐるぐる ・海の本 ・本のそとをぐるぐる 「本のなかをぐるぐる」は書評・レビュー等、「海の本」は短編小説、「本のそとをぐるぐる」は本にまつわるあれこれ。 詩人の書く「言語化」についてなるほどと思ったのは、町田康の「告白」について書かれた部分。 ”言語化というのは、世界の裁断である。権力行使である。むごいことである。” この場合の裁断は、仕立てるために布を切ることではなく、裁断を下すことの方であろう。 言語化するということは、その物事を断定してしまうということで、実はとても怖い行為であるのに、おおむね無意識無自覚にそれは行われ、反論の余地なく決定してしまう。 むごいといえば、むごい。 穂村弘の「本当は違うんだ日記」については ”わたしも含めてだが、現代は外側の情報が物凄い速さで流れているのに、内側の時間が驚くほど緩慢。たぷたぷと停滞している。みな、年をとらない。成熟しない。そのことにムンクの「叫び」のような悲鳴をあげたくなる。” そうか、私の感じる焦燥感とは、ムンクの「叫び」のようなものだったのか。 いや、本当か? ただ単に彼女に裁断されただけなのでは? もう一度自分の言葉で言語化しないと、こういうことになる。 彼女が小学生だったときのクラスメイトに河合さんという子がいた。 ツルゲーネフの「初恋」を「読んだ?」と当たり前のように訪ねてくる彼女。 ”すべてに関して先を行く河合さんを、どこか姉のように思いながら、私はいつもまぶしく眺めていた。小学校の六年生。私たちは十一とか十二くらいだった。” 私にも小学校の高学年の時に、いろいろなことを導いてくれる同い年の友だちがいて、村上春樹もユーミンも彼女から教わりました。 彼女がいなかったら私は、学校で習ったことと本で読んだこと以外は何一つ知らない、頭でっかちのまま大人になったのではないかと思います。 今でも仲良くなってくれたことに感謝している。ありがとう。 その他にも、中学のときは算数が好きだったけど、高校生になってサイン、コサインが出て来たあたりから数学は最も不健康な科目になったという部分に激しく同意。 算数まではゆっくりでも計算をすることはできたけど、数学になったら何もかもが全てお手上げ。 賢い頭が欲しかったなあ。今でも欲しいが。 読みたい本リストに載せている別役実の『ベケットと「いじめ」』を高校生の甥に紹介したとか、これまた読みたい本リストにあるモンテーニュの『エセー』の新訳の話が書いてあって、俄然新訳で読む気満々になったり。 まったく異なる人生を生きてきた人に対して、多くの共通点を見つけ、夜っぴて語り合っているような読書でした。 先日読んだ『時雨の記』の壬生と多江も、プラトニックで終わった恋でしたが、このような語り合いの愉しさに溢れた逢瀬は、幸せ以外の何物でもないなと思ったことを書き忘れていました。 この機に思い出して書けてよかった。

Posted by ブクログ

2007/11/14

『その名にちなんで』ジュンパ・ラリヒ 『飛魂』多和田葉子 『私たちの間に―時間』アデラ・ポペスク

Posted by ブクログ

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