ぬるい眠り 新潮文庫

江國香織【著】

• 販売会社／発売会社: 新潮社/新潮社
• 発売年月日: 2007/02/28
• JAN: 9784101339238

商品レビュー

2009/12/08

ぜひ！

[yama]

発表時期も掲載場所もバラバラの短篇が、１冊の本にまとまりました。その時々の「江國香織らしさ」がにじんでいて、興味深い。名作『きらきらひかる』の睦月と笑子の１０年後も、視点を変えて語られています。

2025/01/29

やっぱり江國さんの世界観は好き
とても好きなので何冊も読んでしまう

でもやはり作中に出てくる性に奔放すぎる女性に拒否反応が…
作品と割り切って、切り離して考えてもどうもむずむずするんだ〜、、！

それ以外の部分は文体も唯一無二で美しいし、
温度や湿度を感じられるし好きなんだけどなぁ〜。

毎回この手の女性が出てくるたびにウッとなってしまう。吉本ばななさんの作品もそう。
15冊くらいは著書を読むくらい好きだけど、ウッとなるたびに、そうか〜自分はこれが苦手なんだなぁと実感する。

感想からは逸れちゃったけど、結論江國さんならではの柔らかさがとても好きだから、どうせまた読むだろうな

2025/01/19

『きらきらひかる』のその後が見たくて。きちんと時間が流れていて、きちんと変化していて、それは当たり前のことなんだけど、さみしいようなあったかいような、心許ない温度を感じてしまう。出会ったり、別れたり、ちょっとずつ変わっていきながら生きていくことは、みんなやっていることなのに。
『ラブ・ミー・テンダー』がはちゃめちゃに愛だった。『清水夫妻』は強烈に奇妙で忘れられないかも。