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たまたま地上にぼくは生まれた ちくま文庫
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たまたま地上にぼくは生まれた ちくま文庫

中島義道【著】

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たまたま地上にぼくは生まれた ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/筑摩書房
発売年月日 2007/01/10
JAN 9784480423061

たまたま地上にぼくは生まれた

¥330

商品レビュー

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2023/10/04

ずっとぼくは中島義道を(あるいは、あらゆる哲学書を)誤読していたのかなとも思えてきた。たとえばぼくは自分の親を「精神的に」殺さないといけないとは考えないし、他人に理不尽について問いただすことを哲学的だとも思わない。だから過去にぼくは「戦う哲学者・中島義道」になれない自分を恥じさえ...

ずっとぼくは中島義道を(あるいは、あらゆる哲学書を)誤読していたのかなとも思えてきた。たとえばぼくは自分の親を「精神的に」殺さないといけないとは考えないし、他人に理不尽について問いただすことを哲学的だとも思わない。だから過去にぼくは「戦う哲学者・中島義道」になれない自分を恥じさえして、哲学をする資格はないとも思ったのだった。でも、違うだろう。ぼくは中島義道に対して、この自分の「身体」「主観」の主張に即して「なぜですか」と問わなければならない。そのようにして中島義道を「精神的に」斬ることが大事なのだろう、と

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2022/07/15

2022/07/15 図書館 p.316 危機状況ではひきこもりの人は元気になる こういう危機状況にいると、ひきこもりの人は元気になっていくんです。ひきこもりの人が望んでいることは大地震があったらいいとか、大革命があったらいいというようなことです。世界が崩壊したらいい、という...

2022/07/15 図書館 p.316 危機状況ではひきこもりの人は元気になる こういう危機状況にいると、ひきこもりの人は元気になっていくんです。ひきこもりの人が望んでいることは大地震があったらいいとか、大革命があったらいいというようなことです。世界が崩壊したらいい、という気持ちです。しだいに似たような崩壊が周りで起こってきて、どんどんいろいろな人が殺し合いをしている。(中略)  そういう中で、月に五十冊くらい本を読んでいました。いろいろな本、おもに文学、哲学、宗教などの分野をベットの横に置いて。なぜかというと、いろいろなことを知りたかったからです。勝手に生まれさせられて、たちまち死んでいくことの意味、とちう自分の問いにちょっとでも引っかかるような本です。  いろいろな本を読んでいくうちに、だんだん自分自身の中で、大学がなくなるのであれば、まだあるうちに勉強しなくちゃいけないと思いはじめて、少しずつ大学に行ってみるようになりました。引きこもっている人が恐ろしいのは、まともな人が私をまともじゃないとちうひとつのレッテルで見ることですが、大学に行ってもみんな右往左往しています。私になど興味がない、私なんかもう忘れている人もいる、そういうことで私は元気になっていかざるをえなかったわけです。

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2018/11/13

なんとも感想に困る本。 めちゃくちゃ面白い本であることは間違いない。 けれど、どこがどう面白いのか、を取り出せない。 中島氏の考えや思想には共感することが多い。 しかし、氏のような生き方が出来るかと言えば、まあ無理だと思う。 歳を取れば、また話も変わってくるのかもしれないけど、...

なんとも感想に困る本。 めちゃくちゃ面白い本であることは間違いない。 けれど、どこがどう面白いのか、を取り出せない。 中島氏の考えや思想には共感することが多い。 しかし、氏のような生き方が出来るかと言えば、まあ無理だと思う。 歳を取れば、また話も変わってくるのかもしれないけど、「丸く」ならずに歳を取ることも、また難しい。 「自分」と「自分以外」という関係。 それに、きっと一生、悩まされるのだろうなあ。

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