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世界に誇れる日本人 PHP文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所/ |
発売年月日 | 2007/01/06 |
JAN | 9784569667546 |
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世界に誇れる日本人
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
大阪の漫才師に「二丁拳銃」というコンビがいる。彼らのネタに「クイズ、丁度ええ」というのがある。設問に対して丁度いい答えをする、という秀逸なネタだ。私個人は馬齢を重ねるにつけ、この「ちょうどいい」価値基準がとても好きになってきた。 それから、実は五七五七七も好きになってきてい...
大阪の漫才師に「二丁拳銃」というコンビがいる。彼らのネタに「クイズ、丁度ええ」というのがある。設問に対して丁度いい答えをする、という秀逸なネタだ。私個人は馬齢を重ねるにつけ、この「ちょうどいい」価値基準がとても好きになってきた。 それから、実は五七五七七も好きになってきていた。 そこへ本書。 本書に拠れば「日本語と五七五はどこかで本質的に結びついている」(p.61)とのこと。嬉しい。しかも「『ちょうどいい長さ』がそのぐらいの短さであることが、また、日本の特徴でもある」(p.61)とのこと。これまた嬉しい。
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著者は、上智大学の名誉教授。専門は英語学だが、その著書は、歴史・哲学・人生論など多岐にわたる。 本書も、英語学の本ではなく、著者の膨大な読書体験の中で、特に印象に残った日本人についての人物談をかき集めた本である。 まえがきで、「(とりあげた人物についての)細かいことは忘れている...
著者は、上智大学の名誉教授。専門は英語学だが、その著書は、歴史・哲学・人生論など多岐にわたる。 本書も、英語学の本ではなく、著者の膨大な読書体験の中で、特に印象に残った日本人についての人物談をかき集めた本である。 まえがきで、「(とりあげた人物についての)細かいことは忘れている」と言い切っているが、その人物について精密な事実を書くことを目指しては折らず、あくまで、その人物に関する著者の「強い印象」を伝えることを主旨としている。 とはいえ、「めくらめっぽう」に選んだ人物について、全く関連のないことが書かれているわけではない。 日本の歴史の流れを、「ある軸」で大観できるような書かれ方がされている。 その軸とは、日本人という民族の拠り所、感受性、社会のまとめ方などがいかに形成されてきたか、という軸だ。 まず、全ての時代を満遍なくカバーする形で12人の日本人が紹介されている。 聖徳太子、紫式部に始まり、伊藤博文、松下幸之助、岸伸介に至る12人だ。 そして、これらの人物が実施・成し遂げたことのうち、特に後世の日本人の「ありよう」に影響を与えた事柄をピックアップして書いているのだ。 1時間弱で、日本の歴史を、ある一つの視点で知ることができるというのは楽しい経験だった。 そして、本書を読んで、自分が、もし外国の友人に「あなたが誇る日本人は?」と聞かれたら、自分は誰も思いつかないことを改めて思い知らされた。 受験勉強の歴史しか知らない。 自分のアイデンティティについて深く考えたことがない。 これからのフラット化した時代に生きる私たちにとって、逆説的に自分のアイデンティティをしっかりと持つことはとても重要だ。 本書はそのとっかかりを与えてくれた一冊である。 P.S. タイトルの上には”World Class Japanese Figures”(ワールドクラスの日本人)の副題。そして、表紙の写真は夕日と稲。 すごすぎるよー、このセンス。。。と思うのは私だけかなぁ 読んだ日:2009年8月21日 読んだ場所:東海道線車内 平塚→東京
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