![砂の女 英文版 The Woman in the Dunes](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001551/0015510274LL.jpg)
- 中古
- 書籍
- 書籍
- 1221-04-01
砂の女 英文版 The Woman in the Dunes
![砂の女 英文版 The Woman in the Dunes](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001551/0015510274LL.jpg)
定価 ¥2,090
1,265円 定価より825円(39%)おトク
獲得ポイント11P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
![](https://content.bookoff.co.jp/assets/images/banner/campaign/limited/blank-750-120.png)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | チャールズイータトル出版/チャールズイータトル出版 |
発売年月日 | 2007/05/31 |
JAN | 9784805309001 |
- 書籍
- 書籍
砂の女 英文版
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
砂の女 英文版
¥1,265
在庫なし
商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
(日本語版がこのアプリ内で見当たらなかったのでここに書きますが読んだのは新潮文庫です) 安部公房の代表作の一つだが、やはりめちゃくちゃ面白い。 ドナルド•キーンも解説で書いているように、様々なメタファーが駆使されており、極めて示唆的なのだが、そんなものを度外視して推理小説として...
(日本語版がこのアプリ内で見当たらなかったのでここに書きますが読んだのは新潮文庫です) 安部公房の代表作の一つだが、やはりめちゃくちゃ面白い。 ドナルド•キーンも解説で書いているように、様々なメタファーが駆使されており、極めて示唆的なのだが、そんなものを度外視して推理小説として楽しむのが第一義的に正解である、というのはその通りかもしれない。 それでも結局、物語の大枠を理解してくると、この作品の主題ははっきりしてくるはずだから。 我々がいるのはどちらか 砂、とはなんなのか 我々は、なぜ生きるのか この社会は、世界は、なんなのか 徹底した不条理劇は、現代の不条理を暴き出す
Posted by
いつも思うことだけど、この人の作品は本当に読むのが疲れる! 自分の中にノルマとしてある、一週間に2-3冊というペースが、この人の作品をい れてしまうと確実に回らなくなります。というわけで、本作品もそんな期待に応 える実に重厚な仕上りになっています。(大学が始まれば、移動時間が増...
いつも思うことだけど、この人の作品は本当に読むのが疲れる! 自分の中にノルマとしてある、一週間に2-3冊というペースが、この人の作品をい れてしまうと確実に回らなくなります。というわけで、本作品もそんな期待に応 える実に重厚な仕上りになっています。(大学が始まれば、移動時間が増えてもう 少し早く読めると思うけど、これは結局読破まで二週間を要した。) ある日、昆虫採集の為に訪れた村で、突如現れた老人に騙され、『砂掻き』を強 要される生活に陥ってしまう男。男の価値観からは到底理解出来ない、そんな不 条理さが広がる世界を、安部公房独特の比喩を用いた文体で表現しています。 僕は正直、読んでいてこの作品を半分位しか理解出来ず、今でもどういった評価 を下していいのかわかりません。おもしろいんだか訳がわからないんだか・・・ 。作品を読み終えた今、心にはそんな思いが去来しています。 作品を読んでいる時、所々気になった台詞があったんだけど、なかでも特に『世 界は砂みたいなもんじゃないか。』という箇所が僕は印象的でした。 常に流動し続ける砂には、例えどんなものであっても抗うことは出来ない。そこ に何かの痕跡を残すことすら難しいんだ。 そんなことを延々と文中で語ってきた中、ふと出てきたこの台詞をみて『ああ、 なるほど。この人は砂を、ある種の時間みたいなもんとして捉えてるだな。』と いうのがわかったので、心に残りました。 絶えず動き続けるこの時間の流れの中、何かの痕跡を残すこと。それは個人レベ ルでは実に難しいこと。でもだからといって、何もしない人生なんて味気ないだ ろ? なんかこの小説を読んでいて、そして穴から必死の逃亡を試みる男の姿を見て、 『流動する時間に、なんらかの痕跡を残せる様に人生がんばらないとな。』 って 、そんな事を感じました。
Posted by