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6ステイン DAISピンズセット 講談社文庫

福井晴敏【著】

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商品詳細

内容紹介 //付属品~ピンバッジ3個付
販売会社/発売会社 講談社/講談社
発売年月日 2007/04/12
JAN 9784062757096

6ステイン DAISピンズセット

¥110

商品レビュー

3.8

4件のお客様レビュー

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2018/10/31
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※このレビューにはネタバレを含みます

再読♪ 再読だけどブクログの読数カウントは維持したいから、便宜上単行本版にて登録。 【今できる最善のこと】 初読時(四年前)と異なり完全に福井晴敏好きとなった身で読むと…“市ヶ谷の再編・解体”の是非を媒体に、我ら日本人の平和ボケを考えさせられてしまう。中里は生き残れたのか? 【畳算】 とにかく、婆さんが恰好良い♪ 堤の心中の変化、彼の行く末の暗示……。再読ならではの気づきもあった。小説の再読はよっぽどのことがないとしないのだが、たまにはいいかも、と思えた一編。 【サクラ】 切れ味鋭い少年と中年男との心の交流。。。というのも福井作品の醍醐味でもあるのだが、今回は少女と中年だった(笑)。 【媽媽】 互いをお父さん・お母さん、パパ・ママと呼び合う夫婦は、物語(アニメや漫画、ドラマ等)ではよく見かけるが、実在の割合はどんなものなのだろうかね。 ・・・たしかに周囲を見回してみると…義父母は「お父さん・お母さん」、実父母は「お父さん・●●(名前)だったり」 自分は好きではないな、この呼び合い方。だって、娘にとってはママだけど、自分の母ではないから。だから自分は相方を名前で呼ぶ。そんな常々からの思いを肯定されたようで、ちと嬉しい(笑)。 ・・・さて、内容。なぜか性別を超えて(?)母親目線で感情移入してしまった(苦笑)。再読なので、話の展開もおぼろげに覚えているっちゃあ覚えているんだけども、それでも手に汗握って読まされるのが、福井ワールドの魅力。こんなに強い女性、好きだなぁ。 【断ち切る】 初読の時に一番好きだった作品。 再読でもお気に入りなのはは変わらず♪ まるで原作漫画版の「ルパン三世」のような鮮やかな仕掛け、イイね。老いらくの恋?にも頬が緩んだ。 「…イージス」の時もそうだったけれど、事象を終了させて終わりではなく、心暖まる後日談が◎。 【920を待ちながら】 やっぱり福井晴敏は面白いね。極限状態の作り上げ方の、上手いこと上手いこと…。見えない敵「920」の存在感のでかさがハンパない。そして、他作品でもちらほらと間接的に登場してくるという…。 また、読者サービスか?如月くんの登場にも、ニンマリとさせられて・・・。 既読の福井作品を他にも再読し始めたくなるような一遍。 ★4つ、9ポイント半。 2018.11.02.古(再読)。 福井晴敏の新作が、読みたいよぉ~。 アニメの原案とか脚本とかには、そろそろ飽きてしまって欲しい。 小説執筆に本腰入れてくださいよ・・・福井さん。

Posted by ブクログ

2016/04/06

逆恨みをされたうえに命を狙われた元諜報部員が絶体絶命の中で「いまできる最善のこと」 帰ってこない男を待ち続けた老女の品性が「畳算」 うら若い諜報員サクラの名前に秘められた意味「サクラ」 逃げられたはずの男が地元に戻ってきたわけは「媽媽(マーマー)」 引退して、窮屈でも安泰な老後を...

逆恨みをされたうえに命を狙われた元諜報部員が絶体絶命の中で「いまできる最善のこと」 帰ってこない男を待ち続けた老女の品性が「畳算」 うら若い諜報員サクラの名前に秘められた意味「サクラ」 逃げられたはずの男が地元に戻ってきたわけは「媽媽(マーマー)」 引退して、窮屈でも安泰な老後を送っていたはずの元すりの男が「断ち切る」 引退間近の警補官が最後に遭遇した事件「920を待ちながら」 どれもこれも防衛庁情報局(通称市ヶ谷)に関わる人物の物語。 もちろん命のやり取りはあるし、結構リアルなので詳しく想像すると「う」と思ってしまう部分もあるけど、読後感は意外にも切ない。 人生のどこかで自分の心に嘘をついてしまった、流された、心残りがあった人たちの、ある意味起死回生がテーマになっているからだろう。 解説のあさのあつこも書いていたが「畳算」と「媽媽」が特に胸に迫ってきた。 これは私が女だからということなのかもしれない。 男の人の感想が聞きたいところ。 帰ってこない男を、恨むことなく待ち続ける。 老婆になり、人生に疲れ。 それでも男の生き様を守る。命を懸けて。 それが女の、凛とした生き方。 仕事か子どもか。できもしない二者択一の間で揺れ動く女の心。 自分を捨てた母親を、そうと告げることもなく命を懸けて守る男。 人生のどこかで、逃げずに自分と向き合わなければならない時がある。 それは必ずしもハッピーエンドにはならないかもしれないけれど、逃げてしまったら、逃げた自分を自分は決して忘れないから。 それとは別に「920を待ちながら」 少しタッチが違う気がする。 何かのびのび書かれたようなこの作品は、やっぱり同じく防衛庁上表局の話ではあるのだけれど。 最後の方で登場人物のひとりの本名が明かされる。 長編小説に出ていたこともある彼。 そうか。 確固とした世界がすでに出来上がっているからこそ、重厚なドラマがいい意味で軽やかに進んでいくのか。 世界観を構築することが作家にとって、いかに大変なことであるのかを垣間見た気がした。 「920を待ちながら」というおしゃれなタイトルにニヤリとした後の、あさのあつこの解説「快感という名の衝撃」 特別うまいなーとは思わなかったけど、結構おしゃれなやり取りではないですか。 私としては「510を待ちながら」が良かったけれど、920なんだからしょうがないですね。

Posted by ブクログ

2007/06/26

<内容> 決して消せない心の染みがある 人生は、終盤にもう一度仕掛けてくる。 工作員。スリ師。 非情な世界に生きる情深い人間たち。 彼らが落とした6つの染み(ステイン)が、心を熱くする。ヒーローだけが主人公じゃない。 愛する男を待ち続ける女、隠居した天才的スリ、タクシー運転手...

<内容> 決して消せない心の染みがある 人生は、終盤にもう一度仕掛けてくる。 工作員。スリ師。 非情な世界に生きる情深い人間たち。 彼らが落とした6つの染み(ステイン)が、心を熱くする。ヒーローだけが主人公じゃない。 愛する男を待ち続ける女、隠居した天才的スリ、タクシー運転手として働きながら機が満ちるのを待った工作員。心に傷を持ちながら、独り誇りを抱き続けた者たちの消せない染み。あきらめることを知らない6つの魂が、薄明の世界に鮮烈な軌跡を刻む。著者が織り成す切なく熱い人間讃歌、人生を戦うすべての者へ。

Posted by ブクログ

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