大学では教えてくれない経営論 社員の経営者意識が持続的成長へ

小笹公也【著】

• 販売会社／発売会社: 経済界/経済界
• 発売年月日: 2006/12/22
• JAN: 9784766783865

商品レビュー

2007/07/20

著者は、?オンテックス （私の前職）のCEO　小笹公也氏、私の師匠でもあります。

元中卒・プロボクサー、そこから塗装職人となり、いまや年商100億円を超える会社のオーナー経営者です。

そんな小笹公也氏は、2001年12月に大検に合格、2002年4月に同志社大学入学し、2006年3月に卒業。

その間、会社の業績も右肩上がりで、見事に「経営者」と「学生」を両立させた、本当にすごい経営者です。

私がこの本で一番好きな箇所は、卒論の最後の文章で、引用させていただくと、

私自身ベンチャー協議会に所属しており、さまざまな「企業家」と顔を合わす機会が多いが、その中には、起業して間もなく資金に飢えた「飢業家」もいれば、家族をかえりみず仕事の鬼となっている「鬼業家」、株価操作などの違法な経営に手を染めてしまっている危険な「危業家」もいる。

今現在、私自身は、仕事をすることを楽しみ、喜びを感じているので、「喜業家」ではないかと思っている。しかし、これから事業展開を進めていく際に、私利私欲によって事業を行ってしまえば、社会から見捨てられてしまう「棄業家」となってしまうだろう。私としては、社会・経済から、また、一般消費者からも一目置かれ尊敬される「貴業家」になることが理想なのである。

起業家精神を学ぶのに、お勧めの1冊です。