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ゴーストハウス
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 理論社/理論社 |
発売年月日 | 2007/05/01 |
JAN | 9784652079065 |
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ゴーストハウス
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商品レビュー
4
11件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
児童書高学年向け。死者の記憶に触れる力を持つ喘息持ちの少年が、母と一緒に古い屋敷へと引っ越してくる。そこにはあの世に行けない子供たちの幽霊と、そして〈あの人〉が潜んでいた。 独特の世界観に引き込まれる幽霊譚でダークファンタジー。面白かったです。 喘息が苦しそうでつらいです。でも主人公がんばった。目まぐるしい展開の中で、常に流されないで自分の頭で、どうしたらいいかを考えてるんだよね。 母の愛、強い想いがいつしか執着と狂気に変わっている。皆、何かを失っていて、救いを求めているけれど、誰かの大切なものを奪ってまで救いを求めてしまうことは哀しい。それでも、だれかは君のことをみてくれているんだという優しい話でもありました。 (気になった点メモ)敵役となる屋敷に住まう母親の霊が、なんでこんな特別な存在(他の霊を引きとどめエネルギーを奪ったり人に憑依したり)になってしまっているのかは、思いの強さだけで説明されてしまっている気がして、こうして振り返ってみると少し気になった。それともこの世界観ではよくあることなのか。というあたりは、もう少しすっきりしたらよかった。とはいえ、読んでるときは、描写の凄みと怒涛の展開で、ぐいぐい読めてたんですけれども。ね。
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父を亡くしたばかりの少年ジャックが、母親と引っ越してきた家。そこには子どもたちの幽霊と、女の人の幽霊がいた。 幽霊たちとの心温まる物語が展開していると思っていました。しかし待っていたのはとても怖くとても恐ろしい物語でした。 死の瞬間にあっちの世界からいとしい者が迎えに来てくれる...
父を亡くしたばかりの少年ジャックが、母親と引っ越してきた家。そこには子どもたちの幽霊と、女の人の幽霊がいた。 幽霊たちとの心温まる物語が展開していると思っていました。しかし待っていたのはとても怖くとても恐ろしい物語でした。 死の瞬間にあっちの世界からいとしい者が迎えに来てくれる。しかしそれを拒むと幽霊として地上に残ることになる。そして幽霊としてのエネルギーが尽きると、死よりも恐ろしい悪夢の道に飲み込まれてしまう。 娘を亡くしたことにより、あっちの世界に行くことを拒んだ女の幽霊。彼女は自らのエネルギーの補給源として、子どもの魂をさらい幽霊として閉じ込めてしまう。 そこにやって来たジャックに対し、女の幽霊は子どもからの愛情欲しさに近寄る。ジャックから拒絶された彼女は、ジャックの母親の体を乗っ取ることにする。 完全にホラーです。喘息の持病を持つジャックは、ショックや感情の起伏を原因に発作が起きる。命の危機にさらされながら女の幽霊に対抗するのです。 子どもたちの幽霊は必死に女の幽霊に抵抗しつつ、ひとりまたひとりと女の手に落ちていく。 女の幽霊がそこまで子どもに執着するのは何故か。女の娘の死の真相とは。 心臓をぎゅうっと掴まれるような恐怖の先にある、ラストシーンの素晴らしさ。幽霊譚の新たな一幕を見ました。
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読んでいて疑問がふつふつと。 少年がなぜ死者と会話したり、死後の世界を見たりすることができるのか。もちろん、持病があり、父が死んだばかりなので、死が身近にあったわけだが、それでも死者すら詳細を知らない「悪夢の道」をはっきりと見ただけでなく、そこにいるものを救済すらしている。 女の幽霊の、死後も現世に留まる理由が今一つ納得できない。娘を殺した訳ではないのだから、死んだら最愛の娘と一緒にいるのが幸せだろう。 結末が、とってつけたような印象。初めに聞いた幽霊の謎めいた言葉の謎解きもなく、最後に無理矢理辻褄を合わせた感じ。 まあ、キリスト教的な因果応報の天国・地獄ではなく、悪いことをしていなくても地獄の様なところにおちてしまうという設定は面白いのだが、そうするとどうしてもそこに堕ちた人を救わないと物語として収まらず、そこをまとめるために無理な結末になってしまった。 子どもにはホラーとして楽しめるかもしれないが、名作とは言えないし、別に子どもに薦める必要も感じない。 ウェストールの『禁じられた約束』や『かかし』の方がゴーストものとしては出来もいいし、読み応えもあるし、人間がよく描けていると思う。
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