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世界は「使われなかった人生」であふれている 幻冬舎文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 幻冬舎/幻冬舎 |
発売年月日 | 2007/04/11 |
JAN | 9784344409422 |
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世界は「使われなかった人生」であふれている
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世界は「使われなかった人生」であふれている
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商品レビュー
3.5
23件のお客様レビュー
沢木耕太郎が「暮しの手帖」に連載していた映画評。 子供を映画館に連れていく以外に映画を観ない自分が、「この映画観てみたい」と思ってしまうような鋭い評分。 著者の映画評は監督/俳優に詳しく焦点を宛てる。また、その演技だけでなくどんな人生がその背後にあるのかも書く。そこは世界各地を旅...
沢木耕太郎が「暮しの手帖」に連載していた映画評。 子供を映画館に連れていく以外に映画を観ない自分が、「この映画観てみたい」と思ってしまうような鋭い評分。 著者の映画評は監督/俳優に詳しく焦点を宛てる。また、その演技だけでなくどんな人生がその背後にあるのかも書く。そこは世界各地を旅した沢木耕太郎だけあって、遠く離れた現地の情景がありありと浮かび上がってくる。 その瞬間不思議と、映画で映されているのは、自分とは無関係の世界ではなく、もしかしたら自分にも相関する/していた人生なんじゃないかとふと思う。
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沢木耕太郎の書くものは、優等生的な「バランスの良さ」「卒のなさ」そして「フェアネス」を感じる。だから私情をむき出しにした書き物ではなく、むしろそのようにしてあられもなく露呈されてしまいがちな「私」を抑えてジャーナリスティックに対象と向き合い、言葉にしようとする姿勢が魅力的である。...
沢木耕太郎の書くものは、優等生的な「バランスの良さ」「卒のなさ」そして「フェアネス」を感じる。だから私情をむき出しにした書き物ではなく、むしろそのようにしてあられもなく露呈されてしまいがちな「私」を抑えてジャーナリスティックに対象と向き合い、言葉にしようとする姿勢が魅力的である。だが、その姿勢故の問題も生まれる。再読になるのだけれど、やはり映画に対して感動してしまう「私」をほどよく抑えたところから成り立つエッセイであると感じられた。シネフィルの書くものではないが故の斬新な見解が随所に見られ、なかなか面白い
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映画を通してみる人生。映画を見ることは、何か、自分が行かなかった人生を擬似体験することに似ている。どの作品評も映像が蘇るくらいに描かれていて、見てみたいと思ってしまう。
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