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海の時計(下) 幻冬舎文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 幻冬舎/幻冬舎 |
発売年月日 | 2007/04/10 |
JAN | 9784344409477 |
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海の時計(下)
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商品レビュー
3.5
4件のお客様レビュー
上巻は懐かしく再読したが、この下巻は最後まで読み通してもまったく記憶が蘇らなかった。忘れたというレベルではないのでどうやら読んでいないらしい。下巻だけとはいえ、藤堂さんの作品に目を通してないとは珍しいな、私。30年後だったとはいえ、続きを読めて嬉しい限り。もっともすごいドラマは描...
上巻は懐かしく再読したが、この下巻は最後まで読み通してもまったく記憶が蘇らなかった。忘れたというレベルではないのでどうやら読んでいないらしい。下巻だけとはいえ、藤堂さんの作品に目を通してないとは珍しいな、私。30年後だったとはいえ、続きを読めて嬉しい限り。もっともすごいドラマは描かれず、よくある日常を事細かに描写した彼女の作品は次が気になって気になって、というものではない。藤堂さんの思惑に反していたら申し訳ないが、どこからいつからどこまで読んでもかまわない良さがある。静かな癒しがどのページにも存在しているような気がする。書物からでしか摂取できない栄養を、彼女の著作は例外なく与えてくれている。
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物語がどのように収まるのか気になってあっという間に読めた。最後まで読む頃にはすっかりのめり込んで、水穂たちの生活に入っていたので、終わり方があっさりしていて不満が残る。中巻だったかと思うほど。想像を膨らますだけの伏線は十分あるし、もしくはまったく別の展開となるのもいかにも人生、と...
物語がどのように収まるのか気になってあっという間に読めた。最後まで読む頃にはすっかりのめり込んで、水穂たちの生活に入っていたので、終わり方があっさりしていて不満が残る。中巻だったかと思うほど。想像を膨らますだけの伏線は十分あるし、もしくはまったく別の展開となるのもいかにも人生、と、読後も楽しませるのが作者の意図なのだろうか。個人的にははっきり完結してる方が好き。
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※このレビューにはネタバレを含みます
徳子が七十を迎えたときから、その死は覚悟していた。予想外だったのは、喪失感と名づけられるものが、日がたつにつれ、さまざまに形を変え、皮膚をくぐり抜けて肉へ、肉から骨へと浸透してくることだった。家族の死の淋しさに耐えきれず、別れた男と一夜をともにしてしまう水穂。その傷ついた心を救うのは……。著書の最長編、愛の傑作。(背表紙より) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー この作家さんの傾向だと思うのだけれど、主人公の女の子(と呼ばせてもらうが)達は、年上の人に相談等をする事が多い。この作品も例にもれず、祖母の徳子や姉の加穂、母の伊沙子だったりする。自分ではなかなか決定できない読んでいるとイライラしたりする。 後半に水穂の友達の麻美が出てきて、恋愛の物語が始まりそうな予感が出てくる所がやっときゅんとなった。
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