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核武装なき「改憲」は国を滅ぼす
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核武装なき「改憲」は国を滅ぼす

片岡鉄哉【著】

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核武装なき「改憲」は国を滅ぼす

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ビジネス社/ビジネス社
発売年月日 2006/11/02
JAN 9784828413044

核武装なき「改憲」は国を滅ぼす

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2013/07/25

タイトルの通り、マッカーサー憲法の改憲を唱え、その際に日本は核武装の必要性があると訴える本です。立場的には右です。 大学教授であり、研究員である著者は、日米関係から、戦後の憲法の成立の歴史と、北朝鮮や中国との関係に非常に精通しているという印象を受けました。 本書が書かれたのは...

タイトルの通り、マッカーサー憲法の改憲を唱え、その際に日本は核武装の必要性があると訴える本です。立場的には右です。 大学教授であり、研究員である著者は、日米関係から、戦後の憲法の成立の歴史と、北朝鮮や中国との関係に非常に精通しているという印象を受けました。 本書が書かれたのは、安倍首相就任時で、まだブッシュ在任時であり、この機会に憲法を改正することを強く打ち出しています。 日本は、アメリカの核の傘下に守られているが、北朝鮮や中国といった核を保有する国に対して対抗し、毅然たる独立国となるためには日本も核を保有して、それらの国々に対する牽制をしなければいけないということです。 靖国問題は、実は韓国や中国との問題ではなく、アメリカとの問題でもあるということ。 世界唯一の被爆国である日本からすれば、核武装すると聞くと、「何を愚かなことを」と思われるかもしれない。ていうか、私もその一人ですが。 「核均衡理論」の「作られた平和」のなかで大きな牽制でもあることは認めるのですが、「未来」へのフォーキャストは? 「核を保有していてもめったに核を使うことがない。実戦で使用されたのは広島と長崎の二回だけだ」とありますが、人間、いつとち狂って暴走するか分からない存在です。たった二回でも全人類に大きな禍根を残しています。 あと、大きな綺麗事なのは百も承知ですが、やはり核は使わなくても縮小か廃絶に向けた働きをして欲しい次第です。 また、国際関係に精通している本書にすっぽり抜けている点があるとすれば、「倫理」とか「人の生命の在り方」とかいった根源的な命題。その問題と関わることなしに、国家の独立だけを主張しても、その議論は虚しいようにも感じますがいかがなものでしょう。

Posted by ブクログ