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日本の神話・伝説を読む 声から文字へ 岩波新書
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日本の神話・伝説を読む 声から文字へ 岩波新書

佐佐木隆【著】

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日本の神話・伝説を読む 声から文字へ 岩波新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/岩波書店
発売年月日 2007/06/22
JAN 9784004310785

日本の神話・伝説を読む

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商品レビュー

3.1

13件のお客様レビュー

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2024/11/08

神社などを訪れたときに、日本神話など、その神社や祀られている神様のことなどを知っている方が楽しめると思い、日本神話に興味を持った。 そこで初めて手に取った新書だが、日本神話のストーリーの解説というよりかは、古語(古代日本語)の解説にかなり振り切った内容であった。 それはそれで面白...

神社などを訪れたときに、日本神話など、その神社や祀られている神様のことなどを知っている方が楽しめると思い、日本神話に興味を持った。 そこで初めて手に取った新書だが、日本神話のストーリーの解説というよりかは、古語(古代日本語)の解説にかなり振り切った内容であった。 それはそれで面白い内容だったが、タイトルとのギャップがあったように感じる。(もう少しストーリーについて解説される印象を持ってしまっていた。)

Posted by ブクログ

2018/10/09

古代の音節は88種もあったということにただただ驚き。元が口承なのに同音異字の書き分けが多いなぁと思ってはいたけど、そういう背景があったからできたことだったのか。 ざっくりまとめとしては、以下のような感じ。 ----- 古代の神話・伝説 ・思想的なまとめの欠如 →誰が何をした、...

古代の音節は88種もあったということにただただ驚き。元が口承なのに同音異字の書き分けが多いなぁと思ってはいたけど、そういう背景があったからできたことだったのか。 ざっくりまとめとしては、以下のような感じ。 ----- 古代の神話・伝説 ・思想的なまとめの欠如 →誰が何をした、いつどのようなことがあった、のみを淡々と語る ・一つの語がもつ音韻から類似の音韻をもつ別語への連想 ・登場者のもつ名と話の内容との対応 ・内容的に逆転したかたちの話の対応 など ↓ 中世以降の説話 ・外国の説話からの影響 →思想的なまとめの付与 ・話の展開やその内容がもつ奇抜さやひねり →すじ立てのおもしろさ ----- 丁寧に解説されていたので、古代の神話・伝説の連想関係については、口承文学ならではのものだったんだな、というのがとてもよくわかった。 連想関係の事例として登場したなかでは、「すがる」という語の連想、蛇と刀と雷の連想関係やなんかの話は勾玉三部作好きとしてはやっぱりとてもテンションがあがってしまった。というか、あがった結果、また読み返したくなった(いつものパターン)。 あと、以前に古事記の置目伝説の部分を読んだ時に、兄弟の名前が紛らわしいなぁと思っていたのだけれども、それについて古代は「o」と「wo」がはっきり別物だと区別されていたんだよ、という説明があったので納得がいった。他の話についてもそんな感じ。 現代もやっぱり昔に比べて神様や天皇への畏敬が薄れて〜、という話をきいたりはするけれども、終章で最後に出て来た中世以降の説話の時点で既に古代に比べると神の霊威も天皇の威厳・権威も見受けられないという話は興味深かった。

Posted by ブクログ

2017/09/04

一つの音にいくつもの意味が込められている。 言葉の持つ意味的な重層性が、伝承を文字化することによって失われてしまうことがある。 漢字のもつ意味から離れて音に注目しなければならない。 一つの語の由来を探っていくと、それと同じか類似する音韻を持つ別の語に行きつくことがある。 だから...

一つの音にいくつもの意味が込められている。 言葉の持つ意味的な重層性が、伝承を文字化することによって失われてしまうことがある。 漢字のもつ意味から離れて音に注目しなければならない。 一つの語の由来を探っていくと、それと同じか類似する音韻を持つ別の語に行きつくことがある。 だから古代の伝承に出ている語の意味を考える際には、柔軟な発想が必要である。 引用している様々な資料を読んでみたくなる。

Posted by ブクログ

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